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第145話 ページ24
ひとまず落ち着いたところで、ケイトはボロボロになった周囲を見渡した。
ケイト「そんじゃ、オレたちはまずお庭の片づけといきますかぁ。せっかくのフォトジェニックなお庭がボロボロだよぉ……とほほ」
炎「流石に私もこの騒動に首を突っ込んだこともあるし、手伝うわ」
ケイト「炎ちゃん、ありがとうね」
謝罪するとケイトは気にしないでと言わんばかりに頭を撫でるも、炎は罪悪感でいっぱいになる。
リドルの魔法もそうだったけど、ここの薔薇達にはかなりひどい使い方をしてしまった。
足場にしたし、わざとではないが花を踏んづけちゃったし……
私もダイヤモンドと一緒に庭を直そう……。
鎧武者さん達内緒でサポートをお願い
エースとデュースが理由を聞こうと騒ぐ横で、グリムがお腹を鳴らした。
グリム「うう、いっぱい魔法を使ったら腹が減ったんだゾ〜……ん？コレは……」
グリムが滅茶苦茶になった芝生に紛れて落ちていたソレを拾った。
グリム「コレ、ドワーフ鉱山で落ちてた黒い魔法石と同じヤツなんだゾ！」
見覚えのある石炭みたいな石。これ、一体どこから……？
デュース「本当だ。どこから落ちてきたんだ？」
エース「今度は食うなよ」
グリム「一度食べたら忘れられないあのお味！いっただっきまーす！」
炎「ちょっと！？」
エース「って、もう食ってるし！」
すでに黒い石を口の中に入れたグリム。
というか、得体の知れない物を食べるんじゃないわよ！
八重「お腹壊しちゃう！」
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