3話 ページ4
「んで？なんでついて来たの？」
「あんずちゃんに言いたい事あって」
「あんずに？」
「はい。そのライブ、『fine』と出さしてって」
「？…は。何言ってんの？そんな事したら泰紫先輩が出る気なくしちゃうじゃん」
「でも、折角の『Aquarius』の復活ライブだ。
ま、他のユニットでも別にいい。それなりに知名度と実力のあるとこ。
そのくらいしないと相応しくないですよ」
「…うーん」
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「え！受けてくれるの！？
ありがとう！海斗くん！」
「いえいえ。」
「けど、条件つけさしてほしいんです」
「う、うん」
「『fine』『TrickStar』『Knights』『紅月』『流星隊』『UNEDED』のどれかに一緒に参加してほしい。もしくは僕らの前座」
「え？」
「『Ra*bits』や『2wink』『Valkyrie』『switch』『MaM』でもいいよ。ただ『Valkyrie』と『switch』はあんまり、乗ってくる気がしないし、今はまだ活動が活発でない事を考えるとでてこないと思う」
「『Ra*bits』や『2wink』はやっぱまだ一年生が多くて、歴史や経験が総合的に足りないこと考えるとあんまり俺らと並べさせるのはキツイかな」
「あと、三毛縞さんだと一対四になってバランスが他よりも悪すぎる」
「…。わかりました。交渉はしてみます。でも、どこのユニットになるかはわからないよ？」
「別にいいですよ。僕は平気。むしろ、『fine』とかなら姫くんとバトれていい事づくし。」
「えー。それはそれで俺は弓弦とになるじゃん。やだよ。欠点なさすぎ。
…ま、でもいいよ。どこでも。
ライブは楽しめればいいんだから。自分も。もちろんお客様たちも。
素敵な素敵な水中歌劇を見せるだけだよ」
「…うん」
僕らは水瓶座の【Aquarius】-アクエリアス-
4人で一つの星座。
4人で見せてみせるよ。
. 素敵な素敵な水中歌劇
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作者名：チィナ | 作成日時：2017年6月24日 19時
