【HQ】甘党マネージャーはまだ恋をしらない

第１７話 ページ18

シャワーを浴びた帰り

喉を乾いた私は自動販売機で飲み物を買おうと小銭を出していたのだが

財布から500円玉が飛び出した

待て！500円玉！

高校生の500円は高いんだぞ！！

宙を舞った500円玉は伊達工の眉なしさんがキャッチした

眉なしさんは無言で私の手に500円玉を握らせた

なにその行動可愛い


貴「ありがとうございます。」


青「ん、」


眉なしさんはお茶を買った

私は炭酸飲料を買った


？「青根なにしてんの？あ、青城のマネージャー」


あ、この人あれだ

及川先輩と似た性格悪い人だ


二「お前今失礼なこと考えたろ」


貴「すごいですね。エスパーですか？」


二「考えてたのかよ」


貴「えっと、伊達工の人ですよね？名前知りません。私は氷鉋A」


二「俺は二口堅治で、こっちが青根高伸。お前2年だろ？」


貴「2年だよ。君もでしょ？」


ニ「よくわかったな」


貴「勘」


ニ「勘かよ。掴めないやつだなお前」


貴「初対面の人にはよく言われる。君も面倒くさい性格をしてるとか」


ニ「なんだ、俺のこと知ってんじゃん」


貴「君のことは一応耳に入ってる。クソ生意気ってことは知ってる」


ニ「初対面でよくそんなこと言えるよな」


貴「あと、今君が主将で頑張ってることもね」


ニ「なにお前俺のこと好きなの？」


貴「初対面で好きになるとかない、絶対ない」


ニ「お前面白いな」


貴「私からしたら二口の方が面白いけどね。」


ニ「へぇ、どこが？」


貴「クソ生意気なところが」


ニ「お前、変人か？」


貴「変人とは酷い。変人はうちの主将みたいな人を言うんだよ」


ニ「お前変人というより変わってるわ」


貴「変わってるね…まぁ、いいやそれで、もう眠いから寝る」


教室に向かう方向へ足を向けた


ニ「次会うときはちゃんと笑えるようにしとけよ」


貴「余計お世話だ」

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