【名探偵コナン】転生案件はお呼びでない 2

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頭が痛くて目が覚めた。



ヤバイ、本当に頭が痛い。頭を抑えながらベッドから起き上がると隣に誰か寝ていることに気付く。




酔っ払ってやらかしてないよな。信じてるぞ、昨夜の私。




恐る恐る布団をめくったら髭面のイケメンがいた。仕事終わってそのまま運んで寝落ちたのだろうかシャツそのままで皺になってる。




目元の隈も結構濃いな、頬に触れてみたら薄く目を開けて「おはよ」と言ってきた。




「おはよう」と返すと「もう大丈夫？」と返ってきた。何ですか、昨日私何かやらかしましたか。




「あー、何でもない」と言われたが絶対なんかやらかしたやつじゃん。ちょ、何やったんだ私は。




「でも、あんまり飲み過ぎるなよ」と軽く叱られて諸伏景光はシャワー浴びてくると言って部屋から出て行った。




いや、本当に何したんだ。昨夜の記憶が全くない。ウイスキー飲んで諸伏景光を出迎えたところまでは覚えている。




その先が全く記憶にない。まさか襲ったか。




いや、諸伏景光の服は乱れてなかったからそれはないだろう。じゃあ何やったんだ。




服を着替えてリビングに向かう。昨夜の飲みかけのウイスキーをしまいながら考えるが何も思い浮かばない。




この案件はもう闇に葬り去るしかないか。よし、なかったことにしよう。




パソコンを起動させて仕事に取り掛かろうとするが頭が回らない。というか物理的に頭が痛い。




これでは仕事にならない。珈琲を淹れて飲んでみるが昨日の兄が淹れた珈琲の方が美味しかった。




ポアロに行こうかなとも思ったが今日は担当さんとの打ち合わせがある。午後からだがまぁ、ゆっくりと支度をしよう。




カタカタとキーボードを打っているとスーツに着替えた諸伏景光がリビングに入ってきた。




何でも召集がかかったらしい。公安ってマジで大変だな。頑張ってと一言言ったらありがとうと言っていそいそと出かけていった。




さて、私も真面目に仕事をしよう。

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