【名探偵コナン】転生案件はお呼びでない 2 (ページ1)

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無事退院致しました。

でもまだ折れた足は完治してないので松葉杖生活を送ることになりました。

「何だったら俺が担いで運ぶよ」とマジな顔で言ってくる諸伏景光が怖い。

あと、兄の降谷零が「最悪僕が養うから安心しろ」と目が笑ってない状態で言ってきた。シンプルに怖い。

松田陣平と萩原研二と伊達航に退院したことを伝えたら、明後日家に行くと連絡が来た。

私がまだ意識を戻さない時も見舞いに来てくれていたようなのでお礼がしたいと思っていたから軽く承諾した。

本当に色々迷惑かけっぱなしだな。面目無い。

せめて料理ぐらいは作ろうと思ったが兄が作ってた。勝手に合鍵作って部屋侵入してた挙句、料理作ってた。

赤の他人なら通報してますね。

まあ、兄の料理は超美味いので別にいいのですが。半分住み着いてんだよな、この人。

最近はいつのまにか家にいて勝手に寛いでるからね。別にそれはいいよ、今更承諾とかいらないし。

けれど一人暮らししたいと思うことは結構ある。だってこの人いると堕落した生活させてくれない。

諸伏景光の二人の時は一緒に夜中ポテチ食べたりアイス食べたりしてたよ。降谷零の前でそれやると小言言われる。

小姑みたいだと諸伏景光と言っていたら光の速さで飛んで来た。地獄耳。

プライベートがないよね。まあ、米花町なんてプライベートがあってないようなものだから今更なんだけどね。

まあ、でも甘いよね。対して怒られないし、一緒に食べようとか誘ってみたら食べてくれるしそこまでキツくはないけど多少面倒くさい。

面倒くさいのは知っていたから別に良いんだけどね。

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警察学校組が揃って我が家に来た日、開口一番に降谷零は事情を知らない三人にど突かれていた。

「今までどこに居たんだ馬鹿野郎」「心配したぞアホンダラ」と笑いながら揉みくちゃにされていた。

それをみて「あぁ、救済して良かった」と心から思った。

降谷零が、兄が独りにならないで良かった。

誰一人として欠けることなくこの場にいれて良かったと笑いながら泣きながら五人を眺めた。