【歌い手】不幸少女と。にっ！【シェアハウス】

うぅ･･･。 ページ27

うらたぬきside



坂田に渡された紙を頼りに進む


う｢ここか･･･？｣


やっと着いた

あってるのか？すごい豪華そうなんだけど
あいつどうやって無料券手に入れたんだよ･･･

鍵をあけて中に入る


う｢センラくんー？俺だけry｣

主｢センラ？忘れもry｣


そこに居たのはセンラくんじゃなくて
まさかのゆき


なっなんで！？


というか湯上がりなのか
なんか･･･その、アレ。

少し火照っている頬、緩く縛った髪、
首筋を伝う水滴、少し着崩れた浴衣


やばい･･･俺の理性が


主｢うらたん、どうしているの？｣


ゆきは俺の顔を覗き込むようにして言う


誘ってんの？やばい

俺は咄嗟に目をそらす


う｢坂田に誘われセンラくんと３人で
合流するはずだったんだけど、坂田が仕事で｣

主｢ふーん。｣


･･･ちょっと待てよ。


おい、ゆきってセンラくんと来たのか？

しかも２人で

しかもいつの間にか｢センラ｣って呼んでるし


まさかもう付き合ってるとか･･･

そんで今日はその話と･･･か？


う｢ゆきはなんでいるんだよ｣


よし、変なワードが出たら走って逃げよ


主｢センラがリフレッシュしに行かないか
って誘ってくれたの
でもセンラも仕事で帰っちゃって･･･｣

う｢そう･･･なんだ｣

主｢取り敢えず中に入りなよ？｣


いつまでも入口で話している訳にも
いかないので部屋に入った


沈黙が続く中坂田からLINEがきた

『うらさん』

『ファイト♡』


？を浮かべながら部屋を探索していると
布団が置かれた座敷の部屋に
センラくんのっぽいカバンがあった

忘れ物かな？

チャックを空けて見てみると
なかに入ってたのはアレ(察して下さい)
そして小さな紙きれ

『楽しい夜を･･･byセンラ♡』


･･･こいつら仕組んだな


主｢うらたんなにしてるの？お料理きたよ｣

う｢！？｣


あぶな･･･これ見られたら終わる
俺のじゃないけど


運ばれてきた料理はどれも美味しいはずだけど
気まずいし空気が重いしとにかく味がしない


主｢ひっく･･･｣


ん？


主｢うらひぁん･･･あついのら･･･｣


頬を真っ赤にしたゆきが持っているのはお酒

あ･･･酔ってる？


う｢ちょっ｣


そして暑いと言いながら浴衣を着崩していく

それ以上やると色々見えるから！！

俺が阻止すると次は泣き出した


主｢ふえっ･･･うらひぁんはゆきの事
もう飽きちゃったの？捨てちゃうのぉ？｣


う｢え･･･？｣

俺達のペースで→←まぁこうなるよね

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