【歌い手】不幸少女と。にっ！【シェアハウス】

ブチッ ページ3

うらたぬきside



ゆきのなりすましなんてほんと許せない

俺はろんさんに話を聞いたとき
すぐになりすましを捕まえて
つるし上げてやろうと思った。マジで

でも花は優しすぎるから
また我慢しようとした


最終的には志麻くんの作戦で撃退する事になったし、優しいところも好きなんだけどね


カラオケ店について数人の奴らと合流した

どいつなんだ･･･なりすましは


ろ｢それじゃー自己紹介しよっかー！！｣


ろんさんのかけ声で自己紹介が始まった

そして耳に入ったあの名前


｢どうもー！花宮 かのんっていいますぅ
ゆきって名前で歌い手さんやってますぅ///｣


こ、こいつかー

フリフリのワンピースに甘ったるい香水の匂い
化粧もなんかケバイし白すぎ
あと、凄いブリッコ。

花もワンピースだけど清楚感が違う
可愛さも何もかも花が上だ

花宮かのんというこのなりすまし野郎に
イライラしていると

何故かそいつは俺にくっついてきた


か｢あのぅ、うらたさんっていうんですよねぇ
かのん、ちょータイプなんですけどぉー
ねぇー仲良くしましょぉ？｣


はぁ？無理だし。

匂いで気持ち悪くなりそうだったので
さっと離れて花にくっついた

やっぱ、いい匂い･･･落ち着く


主｢うらたん？どうしたの？｣

う｢んー？甘えたかっただけ。｣

か｢あのぉ２人ってそのぉ恋人なんですかぁ？｣

う｢そうだry｣

主｢いえ！違いますよ！ただの友達です｣


俺が恋人アピールしようとすると
花に遮られた

花宮かのんはあからさまに嬉しそうな顔をして
俺にくっついてくる

花は申し訳なさそうな顔で俺を見る

我慢しろということか！？

帰ったらご褒美もらおう･･･


坂｢花宮さんは歌わないのー？
ゆきの生歌聞きたいなー｣

か｢ごほっ！かのんも歌いたいんですけどぉー
ちょっと風邪気味っていうかぁー｣


明らかにおかしい演技で誤魔化してきた

それに花が邪魔とばかりに
俺と花の間にグイグイ入ってくる

俺のセーフティゾーンが侵食される･･･

さすがに花も耐えられなくなったのか
トイレに席をたった


か｢花さんってぇ、空気読めないですねぇ
こんな歌い手の集まりに来ちゃうなんてぇー
早く帰っちゃえばいいのにぃー｣


ブチッ

耐えろ、俺


か｢かのん、うらたさんの事本気で好きに
なっちゃったぁー。２人で抜け出しましょぉ？｣


ブチブチッ

さすがに限界

俺が言おうとするとドアが開いた

ほんもの。→←まさかの･･･

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