教えて。 ページ18
96猫side
歌｢早かったね！おかえ･･･｣
う｢歌詞さんどうし･･･｣
ま｢ゆきーっ！おか･･･｣
セ｢さっきから皆どうし･･･｣
志｢ホンマなんやね･･･
久しぶりです･･･店長｣
最悪な事に何故か皆揃っている日
店長の姿を見て皆固まっている
しょうがないよね
出て行くときにいたのは私だけだもん
リビングに行き全員がそれぞれ席に着いた
主｢あの、これ･･･｣
店｢ゆきちゃんだっけ？ごめんね、ありがとう｣
ゆきが人数分のお茶を出して
店長には氷嚢を渡した
坂｢いっいやぁー久しぶりですね！
何か少し雰囲気変わりました？｣
店｢そう･･･かなぁ？｣
全｢･･･｣
さかたんが何とか空気を良くしようと
頑張ってくれるもののすぐに沈黙する
主｢あの･･･やっぱり3人で話された方が･･･｣
ゆきが気を利かせて席を立つと
皆もそれにつられ私とコゲと店長だけになった
まだ機嫌が悪いコゲ
ずっと哀しそうな表情を浮かべる店長
･･･どうしよう
そう思っていた時、店長が切り出した
店｢色々勝手に決めてほんとにごめん･･･｣
コ｢俺は謝って欲しいんじゃ無くて
何で出ていったのかとか理由が聞きたいんだよ｣
店｢･･･ごめん｣
コ｢俺らにも言えないことなの？
･･･何とか言えよ！！｣
96｢コゲもうやめて！｣
掴みかかりそうになるコゲを止めた
私だって知りたいよ･･･
だって今の店長は泣きそうな顔をしてる
坂｢･･･やっぱり見てらんない｣
う｢ちょっ、坂田｣
ドアの間から出てきたさかたんは
店長の服の裾を捲った
露になった細くて白い腕には
複数の点があった
坂｢店長、これ点滴のあとですよね
しかもこんなに沢山
なにか重い病気なんじゃないんですか？｣
店｢･･･っ、やっぱ隠せないか
僕ね、あと1年も生きられないんだ｣
･･･え？
店｢先天性心疾患って知ってる？
心臓の病気でさ、もう手術しても間に合わない
僕は皆に元気な姿しか見せたくなかったんだ｣
コ｢うそ･･･だろ？｣
店長は嘘じゃないと首を横に振った
私は･･･
なんて言ったらいいのか分からず
床に座り込んだ
ねぇ、教えて。店長
苦しいはずなのに
･
･
･
どうして笑っているの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よのぎ - 歌の歌詞を見て感動して泣いてしまいました!これからも応援してます頑張ってください (2017年5月6日 23時) (
レス) id: 941d21a837 (このIDを非表示/違反報告)
箱みかん(プロフ) - 鏡花水月。さん» うおおおおお！ありがとうございます！！私の作品で泣いて下さるなんて･･･更新頑張りますっ！ (2016年3月24日 13時) (レス) id: c1429b15fd (このIDを非表示/違反報告)
鏡花水月。 - 涙腺崩壊しました…もう画面ぐっちゃぐちゃですよ！更新楽しみにしてます！！応援してます！！！頑張ってください！！！ (2016年3月24日 11時) (レス) id: cecb6d3d39 (このIDを非表示/違反報告)
箱みかん(プロフ) - 菜月さん» うおおおおお！ありがとうございます！！頑張りますっ！やっぱり96猫さんみたいな友達欲しいですよね！ (2016年3月21日 12時) (レス) id: c1429b15fd (このIDを非表示/違反報告)
菜月 - いつも更新楽しみにしてますヾ(*'∀`*)ﾉ 私も96猫さんみたいなお友達欲しいです！ 更新が待ちきれません(>_<) (2016年3月20日 6時) (レス) id: b10dee535b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：箱みかん | 作成日時：2016年2月10日 17時
