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ビルの上のお姫様 ページ37

ゆきside


私がシェアハウスを出て連れて行かれたのは

大きなホテル

「こんにちは雪村さん。
このお嬢さんが息子の相手になる方ですか」

「僕も気に入りました」

初老のいかにもお金持ちというおじさんと
若く、シェアハウスの皆程ではないけど
顔の整った男性に話しかけられた

兄「気に入って頂けたようで何よりです
それでは早速式の打ち合わせを致しましょう」

私はお兄ちゃんの袖口を引っ張り尋ねた

主「どういうことですか!」

お兄ちゃんは目の前の2人に先に行ってもらい
私の方に向き直した

兄「あれは一条グループの社長と息子だ
お前は今日あの息子、一条 隆と結婚する

分かっていると思うが拒否権はないぞ
シェアハウスとか言う連中を守りたかったらな」

主「・・・分かっています。
その代わり約束通り手を出さないで下さい」

分かってたけど
まさか今日中にやるなんて

でもこれが私の決めた道だから


それから式の段取りを決めて
結婚相手と2人きりにさせられた

隆「花さん?俺ほんとに君に一目惚れした
かもーねぇ、これから夫婦になるんだし
もっと仲良くしようよ」

そう言って手を握られた

気持ち悪い・・・

主「あの・・・貴方は嫌ではないんですか?」

隆「隆って名前で呼んでくれる?
全然!むしろ君で良かったよ」

隆という人はさらに手を絡めてくる

誰か助けて・・・


「新婦様の衣装の準備が整いました」

いいタイミングでメイドさんが
2人入ってきた

隆「チッ・・・早く着替えておいで
続きはまた後で・・・ね?」

私はメイドさんに連れられて部屋を移動した

「こちらでございます」

用意されていたのはウエディングドレス

私は着替えてメイドさんの元へ行くと
何故かメイドさんに抱きつかれた

「ゆきっ!何もされてない?
遅くなってごめんね」

「おいっ!誰かに見られたらどうするんだよ」

聞こえてきたのは聞き覚えのある声

主「うらたんとまふくん?」

ま「大せーかいっ!」

う「助けにきた」

びっくりした・・・
完璧女の子だよ、めっちゃ可愛いし

主「何で来たのさ」

これじゃ皆を守れない

う「お前さー何か勘違いしてない?
俺達お前に守られる程弱く見える?

それにあの歌。お別れのつもりだったかどうか
知らないけど、俺には『助けて』ってしか
聞こえなかったし。

俺はお前の口から聞きたい

ほんとのお前の気持ちを」


主「・・・助けてっ」

う「仰せのままにお姫様」

やっぱりうらたんには敵わない

お帰りなさい→←作戦会議



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設定タグ:歌い手 , シェアハウス   
作品ジャンル:ラブコメ
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くるみ(プロフ) - 設定が痛い……リアリティ欲しいですね。 (2018年8月31日 16時) (レス) id: bce47f78cd (このIDを非表示/違反報告)
箱みかん(プロフ) - レイさん» ありがとうございます!頑張りますのでよろしくお願いします!! (2016年2月22日 20時) (レス) id: c1429b15fd (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 面白かったです!!こらからも応援してます!更新がんばってくださち((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2016年2月22日 19時) (レス) id: c97f6297c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:箱みかん | 作成日時:2016年1月15日 20時

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