検索窓
今日:34 hit、昨日:17 hit、合計:213,986 hit

ハンバーグ ページ22

そらるさんは眉間に皺を寄せ話を続けた

そ「母親に新しい旦那ができたんだ
それに新しい子どもも身ごもった

そうすると母親はより一層あいつを避けるようになった。でもあいつはそれでも縋りついた

『僕を捨てないで』って

母親はそれでもまふを『汚い、いらない』って
言ったんだ。酷いだろう

それからあいつは俺の家にあずけられることに
なって

でもあいつは人を避けた特に女の人を

俺とあいつが仲良くなってからも
自分の世界に閉じこもる事が多い

頼む・・・あいつを助けてやってくれ」

そらるさんは少し肩を震わせながら言った
大切な人なんだろうね

主「よし!皆でハンバーグ食べようか!
皆手伝って!まふまふさんハンバーグ好き?」

私がそらるさんにそう言うと少しの沈黙の後
そらるさんが思いっきり吹いて言った

そ「ぶはっ!好きだよハンバーグ」

主「よかった!」

坂「よっしゃ!作るぞー!僕何すれば良い?」

う「お前は張り切ってキッチン汚すだけだから
ちょっと静かにしてろ」

そ・主「wwwwwwww」

それからまふまふさん以外の皆を呼んで
一緒にハンバーグを作った


主「っよし出来た。まふまふさん呼んでくる」

私はまふまふさんの部屋の前に行った

主「あのっ!ハンバーグ食べませんか?」

ま「要らない。あんたそらるさんから
色々聞いたんでしょ僕に関わらないでよ」

なんで分かったんだろう・・・

主「はい。聞きました
でもそれは過去の話で私は今のまふまふさんを何も知りません。」

ま「意味分かんないんだけど
聞いたでしょ?僕は汚いの!要らない人間なの」

その声は少し震えていて今にも消えてしまいそうで、私は思わずドアを開けて部屋に入った

ま「ちょっ、勝手に入って来ないで・・・」

まふまふさんは小さく丸まって泣いていた

私は黙ってまふまふさんを抱き締めた

ま「っ離してよ!」

主「嫌です。貴方は汚くなんてありません
要らない人じゃありません。話してくれた時
そらるさん泣いていました
それに私まふまふさんの歌好きです
もっとまふまふさんを知りたいです」

始めは抵抗していたまふまふさんも、すっかり大人しくなって私の腕の中で泣いていた

主「ほら!早く行かなきゃさかたんに
ハンバーグ全部食べられちゃいますよ?」

まふまふさんは少し顔を上げ
コクっと小さく首を縦に振った

ま「さっきは強く当たってごめんね」

そう言って私の服をギュッと掴んだ
何なんだ!このかわいい生き物は・・・

まふくん→←にゃお



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , シェアハウス   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くるみ(プロフ) - 設定が痛い……リアリティ欲しいですね。 (2018年8月31日 16時) (レス) id: bce47f78cd (このIDを非表示/違反報告)
箱みかん(プロフ) - レイさん» ありがとうございます!頑張りますのでよろしくお願いします!! (2016年2月22日 20時) (レス) id: c1429b15fd (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 面白かったです!!こらからも応援してます!更新がんばってくださち((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2016年2月22日 19時) (レス) id: c97f6297c7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:箱みかん | 作成日時:2016年1月15日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。