【歌い手】不幸少女と。【シェアハウス】

素敵な不幸デー？ ページ2

｢あーもーどーしよ･･･｣

突然ですが、ただ今人生最大のピンチです
なんと本日、家も職も財産もすべて失いました

遡ること5時間前･･･
｢ねぇ！あんたが務めてる会社倒産だって！｣
つい先週寿退社した元同僚からかかってきた電話を聞き急いで会社に行ってみると
そこはもぬけの殻で、
エントランスのドアには
｢財政破綻しちゃったのでごめんなさい☆｣
と書かれたふざけた貼り紙だけでした

｢あの適当クソハゲ野郎がぁあぁぁ！！」


しばらく発狂していたら道行く人たちに変な目で見られたのでとりあえず家に帰ってきました

｢よし、寝よう。｣

そうだ覚めたら夢でしたとかいうオチもあるし
何とかなるだろーしね

2時間後･･･
｢･･･Zzzってなんか臭っ！焦げ臭っ！！｣

異臭で目を覚ますと目の前に広がる炎･･･

｢って炎！やばいって！１話目で主人公死ぬとか有り得ないでしょ！いーやぁぁぁ！！｣

本日2度目の発狂をしながら寝起きのスエットのままで外に飛び出すと私が過ごしてきたマンションは燃えていました･･･

聞く所によると原因は隣の住人のタバコらしく当然私の部屋も燃え奇跡的にポケットの中に
入っていた200円とチョコの包み紙と携帯以外
全て失い今に至ります

現在私がいるのは近くの公園
警察やら色々聞かれ疲れ果てた私は1人
ブランコを漕ぎつつ充電切れの携帯弄りつつ
気分を上げる為に大好きなボカロ曲を口ずさんでいると･･･

｢ねぇ！一緒に歌わない？｣

突然話しかけてきたのは真っ黒な服装をした
小さな無邪気に笑う･･･

お、男？お、女？分からない！！

とにかく人でした

訂正します→←登場人物設定っ！

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