検索窓
今日:9 hit、昨日:5 hit、合計:108,007 hit

13.Proud ページ13

ラギー「ちょっと!?監督生…じゃなくてユウくん!?


それは流石に不味いっすよ!」




レオナ「………。」






ラギー先輩に腕を引かれ、そのまま連れていかれる。

ぱっと後ろを振り向くと、目を見開いて此方を見つめるレオナ先輩がいた。






ーーーーーー
ーーー
ラギーside







ラギー「馬鹿スか!?あんた!」




「ごめんなさい…」






しゅん…と項垂れる監督生くんに、んぐっとなるが慌てて首を振った。







ラギー「全くもう…。


これはオレがやらかしたことなんで、アンタが向きになる必要なんてないんスよ。」






そうだ。


オレはハイエナ。



アンタが向きになる必要もなければ、心配する必要も無い。

オレは慣れているから。







「そう…なんですけど…。


やっぱり、大切な人が傷つくのは…嫌で…」






そう言ってますます項垂れる監督生くんに、オレは思わず目を見開いてしまう。








”大切な“人。







ラギー「大切…?」



「はい。

私のことを思い出してくれた、大切な人です。」








…そっか。



そういえばアンタには、ハイエナだから…なんて言葉は通用しなかったっスよね。





アンタに差 別なんて言葉は通じない。









そのことがどれだけ嬉しいかなんて、君は知らないだろう。








ラギー「…はぁー。


アンタがヴィル先輩の_____じゃなければなー…」ボソ






「?なんか言いましたか?」







ラギー「…なんでもないっスよ!」









1つだけ、言えるとしたら。









ラギー「このまま一限サボっちゃうっスか?」




「え!?」









アンタは、オレの自慢の









.









友人(監督生)っスよ。

14.kuru-wheru→←12.reona・kingusukara-



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
444人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いのさき。 | 作成日時:2020年10月4日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。