13.Proud ページ13
ラギー「ちょっと!?監督生…じゃなくてユウくん!?
それは流石に不味いっすよ!」
レオナ「………。」
ラギー先輩に腕を引かれ、そのまま連れていかれる。
ぱっと後ろを振り向くと、目を見開いて此方を見つめるレオナ先輩がいた。
ーーーーーー
ーーー
ラギーside
ラギー「馬鹿スか!?あんた!」
「ごめんなさい…」
しゅん…と項垂れる監督生くんに、んぐっとなるが慌てて首を振った。
ラギー「全くもう…。
これはオレがやらかしたことなんで、アンタが向きになる必要なんてないんスよ。」
そうだ。
オレはハイエナ。
アンタが向きになる必要もなければ、心配する必要も無い。
オレは慣れているから。
「そう…なんですけど…。
やっぱり、大切な人が傷つくのは…嫌で…」
そう言ってますます項垂れる監督生くんに、オレは思わず目を見開いてしまう。
”大切な“人。
ラギー「大切…?」
「はい。
私のことを思い出してくれた、大切な人です。」
…そっか。
そういえばアンタには、ハイエナだから…なんて言葉は通用しなかったっスよね。
アンタに差 別なんて言葉は通じない。
そのことがどれだけ嬉しいかなんて、君は知らないだろう。
ラギー「…はぁー。
アンタがヴィル先輩の_____じゃなければなー…」ボソ
「?なんか言いましたか?」
ラギー「…なんでもないっスよ!」
1つだけ、言えるとしたら。
ラギー「このまま一限サボっちゃうっスか?」
「え!?」
アンタは、オレの自慢の
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作者名:いのさき。 | 作成日時:2020年10月4日 12時