【サーヴァンプ】真祖達の姉は可憐で美しい愛され気質！？

出会い ページ4

〜真昼side〜


俺は昨日、黒猫を拾った。名前も付けた…。けど、今になって後悔している………


何故なら、今日学校から帰って来たら変なフード被ったヤツが居て、ソイツが昨日拾った黒猫のクロって言う事実だ……


クロと何だか、仮契約？とかのもしちまったしよー！はぁ、今はこれからどうするかクロと話し合っている最中なんだが……


真「何で、お前は他人の家でゴロゴロしてんだよ！！というか、ポテチとかも食うなよ！話し合いをしろぉーーーー！！！！！」


俺がクロにそう言えば、眉を下げて不機嫌そうなクロがポテチを頬張りながら俺を見る。


が、すぐに手元にあったゲームへと視線を向けて表情が伺えなくなる。

真「あぁ！！もう！で、仮契約って何々だよ！」

俺がもう一度言うと、はぁと溜息をついてクロが俺に向き直り胡座をかく。

ク「はぁ…、説明とか向き合えねー……けど、まぁ分かったよ…。仮契約ってのは、まぁ……お前、俺に名前と鈴くれたよな？」

クロが唐突にそんな事を言い出し、少々顔を顰めながらもコクリと頷く。すると、頬をポリポリとかいてバツが悪そうに顔を逸らされる。


ク「まぁ、仮契約は…、名前と何かを与えればもうそこで仮契約はすんでるんだ……。あとは俺達が人間の姿の時に名を呼べば仮契約は成立したたって事になる……。その証拠にお前の腕に変な黒い模様が付いただろ？」


真「あぁ……。って、その時にもう仮契約の段階は出来ていて後はお前の名前を呼べば仮契約がいつでもできたって事なのか！？」


俺がそう叫ぶように言えば、クロは煩そうに耳を塞ぎそうだよ、と一言呟いてまたゲームへと手を伸ばしやり始める。



そして、この時はこれ以上の事を後悔する序章に過ぎないとはまだこの時の俺は知らなかった。

もうこの時、俺の歯車は狂い出していたとは……まだ、誰も知るよしも無かった。


〜真昼side終了〜

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