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三人を送り出してしばらくするとAの元に一羽の鴉が舞い降りた。足に手紙を括り付けている事から普通の烏でないことはAでも容易に理解できた。
「お主は……鎹鴉か」
「カァァァ！！オ館様カラノ手紙デアル、心シテ読メ。カァァァ！！」
「お館様……まあよいか、これ鎹鴉よ、今から読むから耳元で叫ばないでくれ、鼓膜が破れるじゃろ…」
肩にとまって羽を休めている鴉の頭を一撫でしてから、手紙を受け取りサッと目を通した。
内容は簡単にまとめるとこうだ。
“一度君について話をしたいから近いうちに顔を出してほしい。”
まあこんな感じだ。
鱗滝によれば“お館様”と言えば鬼殺隊をまとめる言わば頭のようなものだ。そんな人が自分に何の用なのかとAにはサッパリ分からなかった。
今の代ではないが、一度“お館様”には顔を出している。その際に自分の存在は認めて貰っているのだ。無論呼ばれたからには行くのだが。
「これは今日行ったとしても問題ないのか？」
「カァァ！問題ナイ！大丈夫ダ！」
「そうか、では今から向かうから案内しておくれ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿
屋敷に着いた途端ある部屋に通され、しばらくすると、一人の若い男が出てきた。全体的におっとりした雰囲気だ。お互いに座布団に腰かけ、面と向かって話を始める。
「こんにちは、君がAかな？」
Aはここまで落ち着くような声音をだす人間にあった覚えがないので少し驚いた。何十年か前にあった何代か前の人物より、心が落ち着く。そして、不思議な高揚感を与えられるような気がする。
「そうじゃ。お主が“お館様”とやらか？」
「そうだよ。私はこの鬼殺隊でまとめ役のようなものをさせてもらっている者だよ。よろしく」
「よろしくのう。……早速なのじゃが、話とはなんじゃ？」
だがそれに流されることなく、本題を切り出した。
「その事なんだけど、Aについて色々話を聞きたいんだ。先代からよくAの事については話を聞いていたけど、実際に会いたくなってしまってね」
何度も言うがAは年下に弱い。年下に頼まれたらとことん聞いてしまう質だ。
「そういう事か。別に？話してやっても良いぞ」
いやツンデレか、というツッコミを入れたい。
「そうか、ありがとう頼めるかな？」
「分かった。」
＿＊＿＊＿
耀哉さんの前のお館様分からん。
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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