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「まあ、切りつけられたらの話じゃが……のっ」
言葉を言い終わるか終らないかのところで、炭治郎の顎を持っていた煙管で下から上へと叩き上げた．打ち上げ花火の如く空に高く舞った炭治郎は、痛そうな音を立てながら地面に転がっていく。
ドッ。
痛そうだ。(他人事)
「あーあ、A姉、見事に気絶させちゃったね。せっかく弟弟子の顔を覗きに来たのに」
「…………真菰！！？」
気絶した炭治郎をどうしたものかとAが悩んでいると、真菰が声を掛けてきた。任務の合間を縫って弟弟子に会いに来たらしい。
「真菰！！会いたかったぞ！帰って来るなら文を飛ばしてくれれば良いのに！」
「私も会いたかったよ！」
炭治郎が一人気絶している傍らで、二人が女子トークなるものを始めた。え、炭治郎放置なの？
「う……」
放置である。
「はぁ……A姉さん、真菰、まず炭治郎をどうにかしろよ」
「あ、そうだった」
「！錆兎も帰ってきておったのか！！」
呆れたように溜息を吐きながら現れた錆兎が、倒れている炭治郎を抱きかかえる。
最後にAが錆兎に会った時は、まだ鬼殺隊に入った直後だったので、その時の幼さが消え、見事に大人びた顔の(超男前)錆兎を見て思わず一瞬「え、誰じゃ？」という思考がよぎった。
真菰に錆兎、ときたら次は絶対義勇だ。
義勇とは二〜三年前に一度会っているので錆兎の時のように驚きはしないと思うが、それよりもまた久しぶりに三人の元気な顔を見れると思うと、Aのテンションはマックスになった。
「義勇は？義勇も来ておるのか？」
「義勇なら鱗滝さんの元にって……もう行ったのか、早いな」
Aは錆兎の言葉を最後まで聞かず、意気揚々と「行ってくる！」と元気よく走り出していた。
やっぱりあの三人は「だんご三兄弟♪」並みに三人一緒でなければならない！長男はやっぱり錆兎で三男が(この場合は長女なのか？)真菰で、自分がいちばんなのが義勇かな？
ちがう、「無口な幼女、次男♪」だな。
っと話がずれた。
さっそく光の速さで家に着いたAは、バッ！と家の中に入り込んだ。遅れて強めの風が吹いて来るぐらいには早く走って来ていた。
「義勇！！」
「！A姉さん･･･(久しぶりだな、元気だったか？俺と錆兎はあれから柱)になったんだ」
「？……あぁ、二人で柱になったのじゃな、おめでとう！妾は元気だったぞ！相変わらず口数の足りていない所も可愛らしいのう！」
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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