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「うぅむ……仕方がないのう、妾は炭治郎に付いててやりたいのじゃが…お主に今死なれると炭治郎が悲しむ」
「本当に仕方がないのう…」と言いながら村田の後ろに立つAに、村田は内心イラつきまくっていた。
(なんで俺こんなに煽られてんの？？？)
ちなみに言うと二人は初対面だ、完全に村田の反応が正しい。
「はぁ…何が悲しくて糸だけを斬らねばならないのじゃ、妾は炭治郎を守るついでに鬼を斬りたいと言うのに」
「あと蜘蛛が嫌じゃ」と愚痴を言い出すAに、村田は完全にキレた。
「おっ前！人が頑張ってる横で余裕そうに愚痴言うなよ！！気が散るだろ！？」
「なんじゃ？そんなに怒ると顔に皺が寄るぞ？」
「ハッーーー！！！」
Aは完全に村田で遊んでいる。
「伊之助！！もし君が鬼の位置を正確に探る何らかの力を持っているなら協力してくれ！！」
そろそろ村田の胃が悲鳴をあげそうになった所で、炭治郎が村田に声を掛けた。
「それからえーっと…」と言っているからきっと自分の名前について言っているのだなと察した村田は、自棄で「村田だ！！」と返した。
炭治郎の方も、村田の勢いに押されたのか「村田さん！！」と大き目の声で村田の名を呼んだ。
「ブフッ……」
Aとしては爆笑ものである。
「村田さんと俺で操られている人たちは何とかする！伊之助は…」
そこまで炭治郎が指示を出したところで、自分に何かの影が重なっている事に気が付いた。
炭治郎がハッとした様子で上を見上げると、そこには少年…いや、鬼の少年が一人、中に浮いている。
実際には浮いているのではなく、ただ糸の上に乗っているだけだと炭治郎が考えていると、村田の近くにいたAがボソリと呟いたのが聞こえた。
「…出て来よったか…」
「どういう意味だ？」とAに聞きたくともその場の緊張感のせいでそちらを向けない。今の炭治郎は上にいる鬼に釘付けだ。
「僕たち家族の静かな暮らしを邪魔するな。お前らなんて母さんが殺すから」
＿＿只者ではなさそうな雰囲気の鬼の少年がポツリと静かに言い放った。
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月縹(プロフ) - 広海さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！前程更新頻度は高くはないけど、見てくださる方がいるなら頑張れます😭😭 (2021年11月12日 21時) (
レス) id: 6e9456ced1 (このIDを非表示/違反報告)
広海 - とても面白いです。これからもがんばってください! (2021年11月12日 20時) (レス) @page47 id: 4ad4f67aa2 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 闇姫さん» 嬉しいです！コメントありがとうございます！無限列車…カ、カキタイ… (2020年10月12日 20時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫(プロフ) - 凄い面白かったです！無限列車も見たいなと思っております！ (2020年10月12日 19時) (レス) id: aeb4d97102 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 腐りかけの果物さん» こちらこそありがとうございました！！他の作品(新作とか)なども読んで頂けると嬉しいです！ (2020年10月11日 21時) (レス) id: a8b4b5bef5 (このIDを非表示/違反報告)
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