Ｓ愛。。[名前変換オリジナル]

＊３９話＊ ページ39

千世side




空はAのことを気にしつつある。




俺はそう確信していた。




Aをいじる空は楽しそうだし…




俺の見たことないような顔をする。





俺の空なのに。




ずっとずっと空のそばにいたのは俺なのに。





千世「許さねぇ…！！」





俺は確実にAを敵対視していた。




そんな…矢先のことだった。





Aが…ある先輩に気を持っていることを知ったのは。





しかも今度、二人で出かけると言うのだ。





そして俺はいいことを思いついた。





あいつを空から離す…




絶好の機会。




逃してはならなかった。









そして今日、土曜日。





夏木「めずらしいな。お前が出かけるとか言い出すの。」





久しぶりの私服姿だった。





千世「ああ。ごめんな。休日に。」





夏木「別に構わないけどな？」





今日、俺は空からAの存在を消し去ってみせる。





必ず…




だって空は俺だけのものなんだからな。






そして俺はあえて、Aたちとは違う時間の電車に乗った。





まだ空には気づかれてはならないからだ。





今日。




必ずAとあの先輩は何か進展する。




そこを狙うのだ。





夏木「どうした？千世？？」





千世「え？いや。なんでもねぇ。」





夏木「そうか？」





そんな会話を交わしながら俺らは電車からおりた。





ここが…俺の運命の舞台。





絶対…空とAを引き裂いてやる…！！！

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