Ｓ愛。。[名前変換オリジナル]

＊３３話＊ ページ33

それから私は校舎を何周かさせられ…





夏木「よし…もういいぜ。犬。」




と切り上げの合図を私に出す。




私は立ち上がると…服についたほこりをはらう。





夏木「なかなかいいお仕置きだろ？」





満足そうな笑みを浮かべる夏木。





全然よくないけど。





そんな時だった。





先「夏木くん？こんなところにいたのね〜」





と…旧校舎に先生が来た。




どうやら夏木を探していたみたいだ。





夏木「はい。探させてしまいましたか？すみません…」





とまた紳士的な対応。




ホント…全然態度が違う…





先「いえ。いいのよ〜集まりがあるみたいでね。行ってきてくれる？」





すると夏木は一瞬、私の方を向いた。






しかしすぐに先生のほうに笑顔を向けて





夏木「わかりました。すぐに行ってきます。」




というと…先生と共に旧校舎を去った。






千世「…不快だ。お前と二人は。」





A「私もよ。」





私と千世はそう言い合うとしばらくにらみつけ合う。





そんな感じだったが…




結局、私は千世と一緒に帰ることになった。





千世「つかさ…お前って本当に犬なんだな。」





そう明らかに笑いをこらえながら言う千世。





そんな態度にイラッとはきたが…





A「本当、全く。あんな最低男のせいね。」





千世「はぁ？！空は最低男なんかじゃねぇ！！お前が最低女だろ！！」






A「んなわけないでしょ？！あいつが百パーセント悪いし！！」





千世「空は百パーセントいい奴だ。さっきの先生への態度も見ただろ？」





A「アレは猫かぶりね。」





そんなことを言い合ってると…あっという間に家に着いてしまった。





A「もういい！！話してられない！！」





千世「俺だってな！！このＭ犬！！」




千世はそう暴言を吐くと走り去っていく。





Ｍって…！！



私がいつＭになったっていうの？！





私はやっぱり…




あの千世が大嫌いだ。




実に私に不快をもたらす男だ。

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