Ｓ愛。。[名前変換オリジナル]

＊３１話＊ ページ31

理科の時間のことだった。




私は理科の時間は夏木とは近くない。




同じ教室にいるから…逃れられたわけではないが。





今日は実験だった。




一緒に実験をするグループには…





お男「なぁなぁ〜あれから進展はあんのか？」





A「…はい？」





いきなり声をかけてくるのは同じグループであるお調子者の男子だった。





お男「だ〜か〜ら！！あれからどうなったんだよ〜夏木と。」





正直うっとうしかった。





A「別に何もないけど。」





お男「なんだよ〜！！冷たいな。」





しつこい。





うるさい。




私はキレかけていた。





お男「あ。もしかしたら俺らには言えない何かが…？！」





A「は…はぁ？！」





確かに…それもあった。





だから…思わずとまどってしまったのだ。






お男「おおっ？！なんだなんだ〜」





調子に乗り出すお調子者男子。






私はきっと…顔を赤くしていたと思う。






A「違う！！違うってば！！」





顔を赤くしながら…私は全力否定した。






すると…





女「ねぇ。桐山さん。」





いきなり隣の女子に声をかけられた。






私が振り返ると隣の女子は何かノートの端切れ…のようなものを渡してくれた。





なんだろう…そんな疑問を抱きながら開いてみる。





そこには乱雑な字で最初にこう書かれていた。







『二択だ。選べ。』





と。




この字にこの命令のような文…





夏木だと私は確信した。




そして続きを読んでみる。





『１．この理科室で…俺にお仕置きをされる。(公開プレイ)』





出たよ…夏木の得意な…公開プレイ。






『２．今すぐそのお調子者男子との会話をやめる。』






会話って…





まさか…




私は夏木のほうを向いた。





えらそうにうでを組んで私を見る夏木。





私は口を大きく動かして聞いてみた。






すると夏木は明らかに不満そうな顔をした。





でも…ほんのり顔が赤かった気がする。





そっか…




私はクスッと笑う。





私は…こう聞いたのだ。





『嫉妬したの？』




って…。

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