Ｓ愛。。[名前変換オリジナル]

＊２８話＊ ページ28

授業後。





夏木「早く帰るぞ。A。」





A「うん…」





今日ももちろん部活へは行けない。





私は帰りのしたくをすると夏木と並んで教室を出る。





廊下へ出ると…





生徒「おいあいつら…」





生徒「やっぱラブラブだなぁ」





と生徒達の注目の的だった。





こんなんで目立ちたくなんてなかった。




全部こいつのせい…！！




そんなことを思って夏木をにらんでいると…





夏木「オイ。犬。」





いきなり夏木がこちらを向き私に声をかける。





ヤバイ…！！






夏木「そんな目をそらすことないだろ？」





いや。大アリですけど！！





私は何も言わずに後ずさりする。





夏木「何逃げてんだよ。A。」





せまる夏木。




ぎゃぁーっ！！






「その辺にしてあげたら？彼氏君？」





という優しい声。





てかこの声…





A「響先輩…！！」





かばってくれたのは響先輩だった。





夏木「…これが俺らの愛のやりとりなんです。邪魔しないでくれませんか？」





夏木も王子様スマイルで言い返す。





響「そうなんだ？でも彼女は嫌そうだけど？」





夏木「そういうプレイなんですよ〜口出ししないでくれません？先輩。」





……火花散ってない？





A「響先輩！！私なら大丈夫です！！行こう！！夏木！！」






私はそう言い夏木の手を引く。





これ以上響先輩には迷惑かけられない。






私は夏木と一緒に足早にその場を去った。






響「Aちゃん…」









夏木「いいのかよ？あんなこと言って。」






A「ああいう状況にしたのは夏木でしょーが。」





私はため息をつく。





夏木「…そうか。お前はそれでいいんだな？」





A「…はい？」





夏木「だから…あの先輩が俺らのこと、カップルだって思ってること。」









…カップル？




カップル＝リア充？





リア充？！





私と…夏木が？！




私は今すぐ訂正しに走り出そうとした…が。





夏木「もう遅いぜ？それでいいんだもんなぁ？」





夏木は悪魔の笑みを浮かべる。




私…もしかして…




本当にこの悪魔に捕まっちゃったの？

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