＊２５話＊ ページ25
夏木side
…退屈だった。
すごく…つまらなかった。
体育館で…バカみたいにバスケットボールをする男。
そんなの見てるだけって…
つまらなさすぎる。
俺がつまらなさそうにしていると…
先「夏木？どうかしたか？」
と先生が声をかけるので
夏木「いえ！！なんでもないです。」
と言って笑って見せた。
すると先生はまたバスケットボールのほうに目を向けた。
そんな時…
「相変わらず、先生にだけは愛想いいんだな。」
と言う声。
夏木「千世…」
そこにいたのは千世。
千世とは同じクラスではないので…また授業をサボって来たらしい。
夏木「つまらねぇんだよ。仕方ないだろ？」
千世「だけどさ…なんか前よりも増してつまらなさそう。」
そうだな…
最近はあの犬がいたからつまらなくはなかったんだな…
と思っていた時だった。
「Aちゃーーーんっ！！！」
という大きな声。
A…？
すると今度は…
A「響先輩っ…？！」
というAの声が聞こえてきた。
俺は急いで体育館から出る。
先生の怒鳴り声を背に。
運動場がよく見えるテラスのような場所に俺は立った。
運動場にいるAは…
この距離でもわかるくらい顔が赤く染まっていた。
するとまた…
「今の走り、すっごくよかった！！１位おめでとう〜〜〜！！」
というさっきの男の声と…
先「こらぁぁっ！！響！！ベランダで大声出すなぁぁぁ！！」
という先生の声が聞こえてきた。
俺はもう一度Aを見る。
…幸せそうな顔だった。
あいつ…まさか…
夏木「さっきの声の男に惚れてるのか？」
俺は一人でつぶやく。
返答はない。
でもむしゃくしゃした。
夏木「犬のくせに…！！」
俺はその場で地団駄を踏んだ。
この感情が何なのかはわからない。
でも…あいつ…あの犬は…
許せなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新キャラです！！
これは「千世」と書いて「ちせ」と読みます！！
名前変換よろしくお願いします！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 316人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴れの空(プロフ) - ハピチさん» 本当にありがとうございます…！！待たせてしまって本当に申し訳ないんですが… メッセージ嬉しすぎて…ありがとうございます！！ (2016年1月8日 17時) (
レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
ハピチ - 楽しみに待ってます！これからも小説作り頑張ってください！！！ (2015年12月27日 11時) (レス) id: fdfe3fb154 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - ハピチさん» わぁー！！ありがとうございます！！もうめちゃくちゃ嬉しいです…！！また受験終わったら書き続けていこうと思っているのでぜひドSの作りますね！！ぜひ待っていただけると嬉しいです♪読んでいただき、本当にありがとうございました！！ (2015年12月25日 14時) (レス) id: b758e07e82 (このIDを非表示/違反報告)
ハピチ - S愛大好きです！私、ドSが好きで色々なドSの小説を読んできたんですけど、1番この小説が好きです！ よかったら、今度新しいドSの夢小説を作ってください！これからもがんばってください！！！応援してます(*`∀´*) (2015年12月25日 9時) (レス) id: fdfe3fb154 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - ひびらららさん» そうなんですか？！２回も…！！嬉しいです！！ｗ面白すぎなんて…そう言っていただけて本当に嬉しいです！ぜひきゅんきゅんしてきてください！ｗ (2014年9月6日 18時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴れの空
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時：2013年11月8日 19時
