Ｓ愛。。[名前変換オリジナル]

＊２２話＊ ページ22

教室に着き、したくをしているとチャイムが鳴ってしまった。





私は席に着き、先生が来るのを待っている…





のだが。





夏木「おい。A。」






隣からトーンの低い声。





A「何…？」





私が夏木のほうを向く。





夏木「お前、結構成長したな。表情が固まらなくなったぞ。」





A「あっそう…」






私は適当に返事をしてまた前を向いた。






すると。





夏木の手が私のあごにのびてきた。





夏木は私のあごをつかんで自分のほうに顔を向けさせると…








夏木「オイ。今、お前は俺としゃべってるんだぞ？」







とえらそうな口をきく。





A「…でももうすぐホームルームでしょ？夏木と話してられない。」





私がそう言うと…






夏木はニヤリと笑った。






夏木「お前、結構肝がすわってきたな。いい成長だ。」





と言い…私の頬に口付ける。






すると…




男「お前ら、後ろでイチャついてんなって〜」





そうお調子者の男子が私達を指差して言った。






ホラ…





夏木と関わってるとロクなことがないんだってば。






私はとりあえず黙る。





すると…





夏木は私の肩を持って立ち上がった。






夏木「だから言ってるだろ？Aは俺の犬だって。なぁ？A？」






そう言うと私の方に顔を向ける夏木。






A「……そうです。」





私は認めた。




こうしたほうが…めんどくさいことにはならないから。






男「マジかよ…！！認めたぜ！！今度こそほかのクラスに言うぞ！！！」





お調子者の男子はそう言い楽しそうに笑う。




こっちは全然楽しくなんかないのに。





本当…




めんどくさい。





夏木「よかったな？A。」





妖しい笑みを向ける夏木。






A「…そうだね。」





どれだけ強い口調で言葉を返せたとしても…





やっぱり悪魔のような夏木にはやっぱり敵わない。

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