【おそ松さん】ハッカー少女はマイペース【マフィア松】

八話 ページ10

優「…っAはどっか行っとけ。」

貴「……う、ん」

僕はトド松さんに連れられて他の部屋へ移動した。

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優夜視点

ピンク(トド松)が帰って来たのを見て、俺は口を開いた。

優「…ちょうど俺が14の時、Aは10だったかな」

突然あるマフィアに両親を殺された。

Aが泣いてるなか両親を殺したマフィアはいったんだ。

『うちにはいらないか？』

って。その時俺らは反抗するのが怖くてそいつらについていったんだ。

入ったのはいいものの、雑用ばかり押し付けられた。それに飯もあまり与えられなかったんだ。

仕事が失敗すれば殴る、蹴るは当たり前だった。

お前は男だから。といって俺は暴力は振るわれなかった。その分Aは毎日殴られ続けた。

『やだっ…お兄ちゃん…！助け、て！』

Aが泣きながら言うにも自分が怖くて助けられなかった。

優「…その日から俺はAを守ると誓った。だから二度とマフィアには入らせない。」

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おそ松視点

深い話だった。

あんなに明るいAちゃんがこんなにも暗い過去を背負ってるなんて。

お「…じゃあ尚更入って貰わないと、ですね。」

優「はぁ！？お前何言ってっ…」

お「辛い経験をした分楽しませてあげなきゃ。」

そう言うとお兄さんはうつむいた。

優「…絶対Aを大事にしろよ。あいつ結構寂しがりやだから。」

お、認めてくれた？

お「勿論！！」

優「…あきらめた訳じゃねぇかんな、また来る。」

そう言い捨てて帰って行った。

ｶﾞﾁｬ

貴「あ、の…？」

お「お兄さんに許可貰った！これからよろしくな！」

チ「はぁ…何でこんな事…」

ト「まぁまぁチェリー松兄さん、結構可愛いよ〜？」

チ「チェリー松言うな！！」

チョロ松は不満そうだがトド松は楽しそう。

カ「ﾌｯ仲間が増えたな…今夜はパーティーだ…。」

一「…めんどくさ。」

カラ松は通常運転で一松は嫌そう。

十「パーティーっすか！パーティーっすか！！」

お「おー！！！飲むぞー！！」

十四松はいつも通り。

チラッとAちゃんを見るとキョトンとした顔から微笑んで笑っていた。

お「一件落着…だな！」

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