この恋はトランジット (桃) (ページ8)

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「…ありがとう、のんちゃん
助かった、、」

あのまま誰も、

来なかったら
どうなっていたことか。

望「なんか、Aちゃん危なっかしい。
可愛いから変な男寄ってくる」

「え…」

望「淳太くん？がほっとかれへん理由も
分かるわ」

「まあ、淳太くんは…心配性？だから」

望「2人、お似合いやと思うで」

…なんか誤解させてる？？

淳太くんとは何もないのに。

望「…まあ、無事で良かった」

ニコって優しい笑顔で微笑まれて

ああ、好きかも。って思ってしまった。

私、やっぱりまだ
のんちゃんを諦められてないのかな。

…いやでも、
のんちゃんには彼女が居て

諦めたはず、なのに。

報われなくても
好きでいていいですか、？

望「ただいま」

淳太「おかえり…
ってあれ、あの男の子は？」

望「あー、帰った、」

淳太「は？なんでやねん。
A？なんかあった？」

望「や、襲われそうなってて。
俺が助けたとこ」

頭がぼーっとする。

隣に居るだけなのに…

こんなに好きだったなんて。

さっきの会話が頭で再生されてて。

淳太「…え！？
嘘…大丈夫なんか？」

「…うん、大丈夫…」