この恋はトランジット (桃) (ページ7)

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淳太「あ、俺が、」

「へ、あ、大丈夫だよ！」

ドアを開けて外の自販機へ。

男子B「Aちゃん彼氏居ないの～？」

「居ないですっ」

男子B「ほんとに？
可愛いのに意外だなぁ」

「あ、自販機ありまし…えっちょっと」

自販機を通り過ぎ
手を引かれて近くの空き部屋に。

男子B「俺と付き合わない？
一目見ていいなあと思ったんだよね～」

「え、いやあ…」

嫌な予感がする。

しかも今話したばっかりなのに。

男子B「駄目？」

急に手を握られてゾッとする。

気持ち悪い、、

「無理です、、」

そう言って逃げようとしたのに
壁に押し付けられた。

「なんですかっ………」

力強すぎて振りほどけないんですけど。
まさかこんな展開になるなんて。

ていうか、しつこい。

困っていると扉が開かれた。

望「何してんの？」

助けに来てくれたのは淳太くん。
ではなくて、のんちゃんだった。

男子B「いや、別に
ただ話してただけだよ！ね？」

望「ふーん、なんかするつもりやったんちゃうんか。彼女泣きそうやし。」

…ここまで低いのんちゃんの声、
聞いたことない。

望「もうええわ。
A戻るで。君はもう帰った方がいいんちゃう？」

冷たく呟いて、のんちゃんに手を引かれて
そのまま部屋に戻った。