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無理だとわかっていてお願いをするが、もちろんダメで、仕方なく荷物を下げて翔さんの元を離れようとすると、急にメモを渡された。
「これ、きっとこれからの受験勉強に役立つ。
絶対新幹線の中で開けるんだよ」
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それが、なんと翔さんの連絡先だった。
新幹線の中でまた号泣して、嗚咽を漏らしながら翔さんに連絡した。
『わりとリスキーな事してるんだから、ほんと、誰にも言うなよ』
『はい！』
まるで、翔さんと2人だけの秘密を共有してるみたいで、オレはそれだけで勉強を頑張れた。
ただ、日が過ぎるにつれ連絡をとる回数も少なくなって、最終的に翔さんと同じ大学は流石に無理だったけど、その近くの私立大学に出願し、ついに受験の日になった。
そういや、親にも先生にもオレの変わりように驚かれた、塾に入れて良かったと喜んでいた。
まぁ、オレも塾に行けて良かったよ、ある意味。
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で、大学の正門前に翔さんが立っていた時は本当に驚いた。
「せ、先生！！！」
「おおお、松本君！」
受験前に緊張していたオレを、また翔さんが解いてくれる。
オレは翔さんの所までダッシュ。
翔さんもオレを見つけて久しぶり！と手を振ってくれる。
「なんで先生いるんですか！？」
「塾からの応援。
たまたまこの大学でさ、松本君来るかなと気にして見てたけど、本当に会えるとは」
これを運命と言わずして、なんと言うのだろう。
翔さんに会えただけで大学に受かった気がした。
その後本当に受かった事を翔さんに電話する。
合宿の最終日のように良かったなと褒めてくれて、下宿先は決めた？とかお金払うの忘れるなよ、とか一連の話をして電話を切った。
春から東京だ…
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紫ティッシュ(プロフ) - 名前変換ができないです。きちんとした名前をそちらでつけるか、変換をできるようにするかをした方がいいと思います。 (2018年7月16日 19時) (
レス) id: 88ce7ec253 (このIDを非表示/違反報告)
香音 - あのーすみません。二宮和也…じゃないですか？ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 2ce5a775b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：syuka x他1人 | 作成日時：2017年6月20日 20時
