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ハー「ああ、ダメ______いやよ______ああ、私、ほんとに、これ、いやだわ______」

ハーマイオニーはハリーの腰にピッタリしがみつき、そう呟き、それを聞いた私はケラケラと小さく笑った

私とバックビークは滑るように空を飛んでいると城の上階へと近づいていた。ハリーは手綱の左側をグイッと引くとバックビークが向きを変えた。私はつぎつぎとそばを通り過ぎる窓を数えた

『あそこよ!』

私はシリウスがいる部屋の窓の前まで来て指差し言うと、ハリーはバックビークの手綱を力のかぎり引き締め、バックビークは速度を落とし、ハリーとハーマイオニーは空中で停止した

ハリーは手を伸ばし、窓ガラスを強く叩くとシリウスが顔をあげた。あっけに取られて口を開くのが見え私はクスクスと笑った。それからシリウスは弾けるように椅子から立ち上がり、窓際に駆け寄って開けようとしたが、鍵がかかっていた

ハー「退がって!」

ハーマイオニーが呼びかけ、杖を取りだした。左手でしっかりとハリーのローブをつかまえたままだ

ハー「アロホモラ!」

ハーマイオニーが唱えると窓がパッと開いた

『お迎えに参りました。ご主人様?』

シ「ど_______どうやって________?」

私は右手を前に出し言うとシリウスは私とヒッポグリフを見つめながら、声にならない声で聞いた

ハ「乗って______時間がないんです」

シリウスの表情を見ながら私はケラケラと笑い、シリウスに手を貸し、ハーマイオニーの後ろに(またが)った

ハ「よーし、バックビーク、上昇(じょうしょう)!棟の上まで行くぞ!________A!」

『はいよ!』

ハリーが手綱を一振し、私の方を向くと私はウインクしてバックビークと共に翼を力強く羽ばたかせ、西の塔のてっぺんまで私達四人は高々と舞い上がった

バックビークは軽い爪音(つまおと)をたてて胸壁(きょうへき)に囲まれた塔頂(とうちょう)に降り立ち、私も地に足をつけるとハリーとハーマイオニーはすぐさまその背中から滑り落ちた

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作成日時:2022年11月25日 0時

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