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？｢エクスペリアームス(武器よ、去れ)！｣

汚れきったもじゃもじゃの髪、血の気のない皮膚が顔の骨にぴったりと張り付き、髑髏のような、まるで死体が立っていると言ってもいい______シリウスがニヤリと笑い、ハーマイオニーとハリーの杖をロンの杖で唱えた

『シリウス！』

2人の杖は飛び出し、高々と宙を飛んでシリウスの手の中に収まり、一歩近づいた。その目は私とハリーをしっかり見据えている

シ｢君達なら友を助けに来ると思った｣

掠れた声でシリウスはそう言った

シ｢君達の父親も私のためにそうしたに違いない。先生の助けを求めなかった。その方がずっと事は楽だ……｣

するとハリーは身を乗り出し、シリウスに襲いかかろうとしたが咄嗟に私とハーマイオニーでハリーの手を掴んだ

『ハリー、ダメだ！落ち着いて！』

ハー｢そうよ！｣

私達は凍りついたようなか細い声で言ったが、ロンはシリウスに向かって言い放った

ロ｢ハリーとAを殺したいのなら、僕たちも殺すことになるぞ！｣

激しい口調でシリウスに言い、私は怒りが込み上げたが、グッと堪えるとロンは立ち上がろうとして喋りながら僅かによろめいた

シ｢座っていろ。脚の怪我が余計酷くなるぞ｣


『そうだよ、ロン』

私はそう言ってロンに寄り添うとロンは痛々しい姿で私の肩にすがり、まっすぐ立っていようとした

ロ｢聞こえたのか？僕たち三人を殺さなきゃならないんだぞ！｣

シ｢今夜はただ一人を殺す｣

ハ｢何故なんだ？｣

私とロンとハーマイオニーの手を振りほどこうとしながらハリーは吐き捨てるように聞いた

ハ｢この前は、そんな事を気にしなかったはずだろう？ペティグリューを殺るために沢山のマグルを無残に殺したんだろう？……アズカバンで骨抜きになったのか？｣

ハー｢ハリー！黙って！｣

ハーマイオニーが哀願するように言った

ハ｢こいつが僕とAの父さんと母さんを殺したんだ！｣

ハリーは大声を上げ、渾身の力で私達の手を振り解き、前方めがけて飛びかかった

『やめて！ハリー！』

ハリーは自我を忘れたかのようにシリウスの手首を掴み、捻って杖先を反らせ、もう一方の手の拳でシリウスの横顔を殴りつけ、2人は仰向けになって倒れ、壁にぶつかった。ハリーは私の声が聞こえないようだった

『やめろって言ってるでしょ！』

ロンをハーマイオニーに預け、手当り次第シリウスを殴り続けているハリーに怒鳴り、走ってハリーの腕を掴んだ

ハ｢邪魔しないでくれ！｣

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kana(プロフ) - 遊星さん» 更新出来なくてすみません( т т )ゴブレットも書きますよ〜 (2022年11月21日 21時) (レス) id: 2803c5262c (このIDを非表示/違反報告)
 kana(プロフ) - pikopikoさん» ありがとうございます！m(_ _)m (2022年11月21日 21時) (レス) id: 2803c5262c (このIDを非表示/違反報告)
 遊星(プロフ) - この話の炎のゴブレット編って書かないんですか？ (2021年6月24日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
 pikopiko - 面白いです…続編楽しみに待ってます!! (2021年1月21日 23時) (レス) id: 022d4eafd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時：2020年12月30日 12時

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