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『あ……！』

私が声を出した瞬間、犬は大きくジャンプし、私達を飛び越え、ロンの所へ着地するとロンをやすやすとどこかへ引きずっていた


おかしい、シリウスの狙いはロンなのか？

私はそう考えてると鎖骨が熱くなった。まるで今にもヴァンパイアの力が覚醒すると知らせるように

だがそう考えてるのもあっという間で突然、どこからともなく、何かが私の横っ面を張り、私は倒れてしまった

『……っ！』

その衝撃で私は頭を思いっきり打ち、血が流れた。ハーマイオニーとハリーが倒れる音が聞こえ、私は杖を探し呪文を小声で唱えた

『ルーモス』

杖灯に照らし出されたのは、太い木の幹だった。ここは暴れ柳だと瞬時に分かった。目に流れ込む血を袖で拭きながら立ち上がるとあの犬が大きく開いた根元の隙間にロンを引きずり込もうとしていた

ハ｢ロン！｣

『ハリー！危ない！』

ハリーはロンを追おうとしたが暴れ柳の太い枝が向かってくるのが分かり、私は急いでハリーを引き寄せた

ロンは片足しか見えなくなり、それ以上引き込まれまいと、脚をくの字に曲げて根元に引っかけて食い止めていた

だがやがて、バシッと銃声のような恐ろしい音が響いた______ロンの足が折れたのだ。次の瞬間、ロンの足が見えなくなった

ハー｢ハリー、A_____助けを呼ばなくちゃ_____｣

ハ｢ダメだ！あいつはロンを食ってしまうほど大きいんだ。そんな時間はない______｣

ハーマイオニーとハリーは私と同じように血を流しており、大枝がまたしても私達に殴りかかってくるのを避けながらどうやって根元に近づくか考えているとクルックシャンクスとニースバールが私達の目の前に来た

『ニースバール！』

ハー｢クルックシャンクス！｣

ニースバールがサーッと殴りかかる大枝に向かって走り出した

『ニースバール！？おいで！！！』

私は叫んだがニースバールは止まらず、私が追いかけようとするとクルックシャンクスがまるで｢待ってて｣というように私の脚を前足で止めた

ニースバールは蛇のように暴れ柳の攻撃をすり抜け、両前足を木の節の一つに乗せると、突如暴れ柳はまるで大理石になったように動きを止めた

『ニース……バール？』

私は小声で呟くとニースバールは褒めて褒めてというように私の胸に飛び込んできた

ハー｢まぁ、ニースバール、どうして分かったのかしら_______？｣

『きっと______きっとお利口さんなんだよ……！クルックシャンクスもね！』

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kana(プロフ) - 遊星さん» 更新出来なくてすみません( т т )ゴブレットも書きますよ〜 (2022年11月21日 21時) (レス) id: 2803c5262c (このIDを非表示/違反報告)
 kana(プロフ) - pikopikoさん» ありがとうございます！m(_ _)m (2022年11月21日 21時) (レス) id: 2803c5262c (このIDを非表示/違反報告)
 遊星(プロフ) - この話の炎のゴブレット編って書かないんですか？ (2021年6月24日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
 pikopiko - 面白いです…続編楽しみに待ってます!! (2021年1月21日 23時) (レス) id: 022d4eafd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時：2020年12月30日 12時

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