Scarlet Destiny～アズカバンの囚人～Ⅱ【ハリーポッター】 (ページ48)

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ロ｢そのままの意味だよ。A、宿題は終わったのか？｣

ロンはニヤニヤしながら私に言った

『うんまぁーね』

私はドラコから貰ったピアスをクルクルと指で回して言った

ロ｢Aは頭いいもんなー。それにマルフォイと図書館で勉強してるし｣

ロンがドラコの名前を出したのでソファーから滑り落ちそうだったが、何とか耐えて頷いた

ハ｢ねぇ、A、そのピアスどうしたの？｣

『あ、＿＿＿＿＿これはね』

ハリーにそう聞かれたのでロンとハリーを引っ張ってハーマイオニーの所へ行った

ハー｢ちょっと、A、私今宿題を…｣

『ハーマイオニー、しー。＿＿＿＿実はね、私、ドラコと付き合ったの』

3人だけに聞こえる声で言うと、目を見開いて私を見た。ハーマイオニーは羽根ペンを落としたし、ハリーとロンなんか大きく口を開けてパクパクしていた

ロ｢Aと、マ、マルフォイがつ＿＿＿＿＿｣

『しーっ！これは秘密なの！』

私はロンが言うのを止め、3人だけにドラコと付き合っている事を秘密にするよう説明した

『という訳なの。3人とも、口を滑らせたらだめよ？』

静かに言うと3人はおずおず頷いた

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ドラコside

『～それでね、クラウンが＿＿＿＿＿』

いつもように想いを寄せる彼女とお気に入りの場所で話していた。僕は告白しようと決心した日でもあった

僕を庇うためにヒッポグリフに立ち向かった勇敢な姿とは裏腹に恋には臆病なAが自分だけに分かるとずっと一緒にいたい、そばにいたいと思ってしまう

彼女といるとどうも調子が狂う

そして自分の想いを伝えると、彼女も僕と同じ想いと知るとたまらなく嬉しかった

彼女から周りに公表するのはダメと言われた時、残念だったが、理由を聞いて僕は納得した

グリフィンドールの談話室前に着くと、僕はAに合うような薔薇の細工をされたピアスを贈った

Aは喜んでくれたので贈ったかいがあってよかった

これからもその素敵な笑顔を僕の隣で見せておくれよ

愛してる、A

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Aside

ドラコ付き合ってから数日後、そして試合前夜グリフィンドールの談話室では、いつもの活動が一切放棄された。ハーマイオニーでさえ、本を手放した

ハー｢勉強できないわ。とても集中できない｣

『今日ぐらいは休んだらどう？倒れたら私達の試合、見れないじゃん？』