Scarlet Destiny～アズカバンの囚人～Ⅱ【ハリーポッター】 (ページ35)

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ケラケラと笑いながらシリウスの隣座るとシリウスは優しく微笑んで紅茶を飲んだ

シ｢ははっ、君は面白いなA。ところで私を部屋に連れ込んでよかったのか？｣

『んー、シリウスだとは知らなかったしね。＿＿＿＿もう行った方がいいんじゃない？みんなが起きてきちゃうよ』

シ｢そうだな。紅茶ご馳走様、美味しかったよ｣

シリウスは紅茶を飲みほしてニヤリとイタズラ笑みをこぼした。指名手配の張り紙で見た時よりはいくらか良くなっていた

『それはよかった！』

私はそう言うとシリウスが立ち上がり、私も立ち上がりシリウスの後ろ姿を眺めた

『送って行こっか？一応コウモリに変身できるし』

シ｢ここで大丈夫さ、A。また会おう｣

シリウスは部屋のドアの前で立ち止まり、私の方を向いて瞼にキスを落とし、犬の姿になって静かに走り去っていった

『えぇ、イケメン包囲力ぱないわぁ…』

私はキスされた所を撫でながら机に置いてあったカップを見ながらさっきのことを思い出して、ふふっ、と笑いベッドの中に潜り込んだ

次の日、談話室に降りるとグリフィンドール生が疲れたように座っていた

『おっはよー！あれ、みんな目の下にクマがあるけど…どうしたの？』

ロ｢A…昨日の騒動を知らなかったとか言うんじゃないだろうな？｣

『んー、昨日はぐっすり寝てたよ。それで、何があったの？』

私は知らないふりをして聞いた。きっとシリウスの事だろうとそんな事を考えながら

ロ｢シリウス・ブラックを見たんだ！｣

『まぁ、それほんとに？』

ハ｢グリフィンドール生全員がロンの叫び声で起きたんだ。だけどAとハーマイオニーだけは起きなかったみたいだ｣

ハリーは力なく笑い言った

その日からどこも警戒が厳しくなっていた。フリットウィック先生はドアというドアにシリウスの大きな写真を貼って、人相を覚え込ませていた

個人的には笑っている顔の方がいい…なんて言うと大変な事になるから心の奥に閉まっておいた

そして太った婦人(レディ)が見事な技術で修復され帰ってきて、婦人(レディ)の警備に無愛想なトロールが数人雇われた

ハ｢誰かに教えるべきかなぁ？｣

『ハニーデュークスから入って来たんじゃないって、分かってるじゃないハリー』

ハリーは四階の隻眼の魔女像が、塞がれてもいない事が気になっていた。この抜け道を知っているのは私達4人、双子だけだから