Scarlet Destiny～アズカバンの囚人～Ⅱ【ハリーポッター】 (ページ23)

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それから3匹と私は楽しく追いかけっこをした。ファイヤボルトが没収されてから落ち込んでいた気持ちが軽くなった。私がレジャーシートに座ると3匹が私の周りに座った

『ありがとうね。クラウン、ノヴァ、黒い犬さん。＿＿＿＿クラウンとノヴァには言ったんだけど、私さ、クリスマスにファイヤボルトがプレゼントされたの。カードがついてなかったから誰からか分からないけど』

そういうと一瞬だけ黒い犬の耳がピクッと動いた

『でもね、マクゴナガル先生に没収されたの。呪いがかかってるかもしれないからって。そして親友がシリウス・ブラックが送ってきたかもしれないって言うんだ。』

私は黒い犬を撫でながら言った

『私はそんな事ないって思うんだ…。確信は無いけど…。実はね＿＿＿＿』

私はホグズミードで聞いたあの話を黒い犬に話した

『あの後考えたんだけど、シリウスは悪くなくて、他に誰かがやったんだと思う。私の予想だけどね。あっ、ホグズミードの事は内緒だよ？』

私はケラケラと笑うとベルが鳴った

『私はそろそろ戻るよ。授業に出ないと親友から怒られちゃうからね。』

私は立ち上がり、片付けをして3匹の方を振り向いた

『クラウン、ノヴァ、暗くなる前に帰ってくるんだよ。黒い犬さん、お話聞いてくれてありがとうね。』

私はそう言って撫でると嬉しそうに尻尾を振っていた。大広間に行くとハリー達が座っているのを見つけ、歩いてハーマイオニーの隣に座った

ハー｢あら、A！やっと起きたのね｣

『おはよみんな。ちょっと寝過ぎちゃったよ』

私はそう言い、昼食を口に運んだ。サンドイッチしか食べてなかったからお腹がペコペコだった

ハ｢A、ルーピン先生が夜の８時に魔法史の教室に集合だって｣

『教えてくれてありがとう、ハリー！』

午後の授業が終わった頃、ハリーが私に言ったので私はニッコリと笑い言うとハリーの頬は赤く染っていた

夜の8時頃、私とハリーはグリフィンドール塔を抜け出し、魔法史の教室に向かった。教室に入るとルーピン先生が大きな箱のそばで待っていた

ハ｢先生、それなんですか？｣

ルー｢まね妖怪(ボガート)だよ。城をくまなく探したら幸い潜んでいてね。君達を見たらこいつは吸魂鬼(ディメンター)に変身するからそれで練習しよう｣

｢『はい』｣

私達はルーピン先生にお礼を込めて返事をした