Scarlet Destiny～アズカバンの囚人～Ⅱ【ハリーポッター】 (ページ17)

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ロ｢じゃ、ハリー、君は何がしたいんだい？まさか＿＿＿＿ブラックを殺したいとか、そんな？｣

ハー｢バカなこと言わないで、ハリーとAが誰かを殺したいなんて思うわけないじゃない。そうよね？｣

だが私とハリーは黙りこくったままだった。自分でもどうしたいのか分からなかった、ただ、シリウスを野放しになっているのに何もしないでいるのは耐えられない。それだけはわかった

ハー｢ハリー、A、お願いよ。自分を危険に晒さないで。あなた達のご両親だって怪我をすることやブラックを追跡することを決してお望みにはならないわ｣

ハ｢僕達の父さんと母さんが何を望んだなんて一生知る事ないんだ。ブラックのせいで僕達には両親と話したことないんだから｣

ハリーはぶっきらぼうに言い、沈黙が流れた。するとニースバールが来てクルックシャンクスに遊ぼうと誘っていた

ロ｢さあ＿＿＿休みだ！もうすぐクリスマスだ！それじゃ＿＿＿ハグリッドの小屋へ行こうよ！もうずっと会ってないよ！｣

ロンが話題を変えようと慌てて切り出した

ハー｢ダメよ！ハリーとAは城を離れちゃいけないのよ！｣

ハ｢よし、行こう。ハグリッドが僕達の両親の事を全部話してくれた時、どうしてブラックの事を黙っていたのかって聞くんだ！｣

ハリーは身を起こして決心したように言ったので2人が｢しまった｣というように顔を見合わせていたので私は口元を隠して笑った

ロンがブラックの話を持ち出されることを考えておらず、他のことを提案したがハリーは言い張り、私達4人は寝室からマントを持ってきて、城を抜け、雪が積もっている芝生を下り、ハグリッドの小屋の前に着き、ノックをしたが答えがなかった

『ハグリッド？いないの？』

ハ｢ハグリッド！中にいるの？｣

ハリーが言うとドアが軋みながら開き、そこには泣き腫らした目をしたハグリッドが突っ立っていた

ハー｢ハグリッド、何事なの？｣

小屋に入りながらハーマイオニーが聞くとすすり泣きが2倍になりながらテーブルの上に置いてある手紙をハグリッドは指さした

私はその手紙を読み上げた

『ハグリッド殿、ヒッポグリフが貴殿の授業で生徒を攻撃した件についての調査で、この残念な不祥事について、貴殿にはなんら責任はないとするダンブルドア校長の保証を我々は受け入れることに決定いたしました』

ロ｢ならOKだ。良かったじゃないか、ハグリッド！｣