狙うは世界一の妻【ブルーロック】【男主】

#4 ページ5

『改めてこんにちは。絵心の紹介に預かった通り、A・ユウェルです。気軽にAと呼んでください』

『友人である彼から世界一のストライカーを作る実験をすると聞いて、拠点であるベルギーから飛んで来ました。理由は1つです』

『世界一のストライカーと結婚したい』



静寂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




「…………あの、もう一度言っていただいてもよろしいでございますでしょうか……?」

「ｵｲ……日本語おかしくなってるぞ」



『世界一のストライカーと!!!!!!結婚したい!!!!!!』








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「見事なアシストでした!!ユウェルくん、君は将来どんなサッカー選手になりたいですか？目標はありますか？」

「やはり世界最高のMFですか!!?」


『結婚したい』


「……今、なんて?」


『結婚がしたいです。俺は、世界一のMFになって世界一のFWと結婚がしたい』


「??????????」

「それ、が、、夢……?」


A・ユウェル 8歳
彼は試合後のインタビューで毎回同じことを必ず言っていた。
「世界一のストライカーと結婚がしたい」
自分が世界一になると惑うことなく言ってみせる姿にベルギーのサッカーファンだけでなくヨーロッパ中のファンが彼に注目した。

そしてなぜ結婚がしたいのか、という記者の問いに『結婚は人の行き着く幸せの最終地点だと思うから』とさらりと答えた彼に世間は本当に8歳の少年なのかと、顎に手を添え"考える人"と同じポーズをテレビの前でとった。

ちなみに世界一になることが最終地点じゃないのかと豪語する記者に対して『一生サッカーだけの人生って楽しいの？』と子供らしさの欠片もない表情で言い放った少年に世間はとうとう考えることをやめた。
天才とは理解しがたい生き物である。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿





「……そーいや、そうだよな。うん」

「ユウェル選手いつも言ってるよな」

「W杯後のインタビューでもノエル・ノアに公開告白してたもんな、フラれてたけど」

「合同練習中にも告白してたよな、フラれてたけど」

「腰にしがみついて結婚しろォォォって叫んでる映像この前テレビでやってた、フラれてたけど」



『フラれたフラれたうるさい!!ノエルは結婚したからもう知らん!!』



「…………絵心さん、彼 大丈夫でしょうか……」

「気にしたら負けだよアンリちゃん、アイツがああなったら放っておくのが１番。機嫌損ねるとベルギーのリーグからの圧力が更に重くなる」

「触らぬAさんに祟りなしですね」








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絡んでほしいキャラのリクエスト受け付けます、コメントお気軽にどうぞ。

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