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ーーこれより青い監獄第一次選考を始めますーー
『絵心ーー!!』
「朝からうるさいぐらいに元気だな」
『人参食べる?』
「1本丸かじりするバカがどこにいる」
『んま』
絵心は、目の前で人参を生のまま齧るAに頭を抱えた。
お前……花嫁修行の成果はどうした。完璧な妻になると言って毎日料理の練習してるって言ってただろうが。おい押し付けるな。
ぐいぐいと頬に当てられる人参をあんりちゃんに放り投げる、なんで人参!?と声が聞こえたがそれは俺が聞きたい。間抜けな顔で食ってんじゃねぇと言いたい。
「今から各棟で第1試合が始まる。見たいならタブレットを使え。」
『直接見たい』
「ダメだ、お前が行ったら試合どころじゃなくなる」
『ケチ』
「なんとでも言え。ここでは俺がルールだ、追い出されたいのか」
『あんりさん、絵心のお世話大変でしょ』
「そうなんです!!!!」
「2人とも今日の晩御飯抜きね」
『ブルーロックじゃなくてブラックロック』
「上手い……」
「君達バカなの?」
ああバカだったか。
てか早く人参食い終われ。……ポケットから新しく出すな。衛生どうなってるんだ。
『ふおおお!!最新設備……!!』
やっぱり日本のサッカー協会は金と技術だけは持ってるな、と感心する。ブルーロックマンとかすごい。これ俺のチームにも欲しいかもしれない、オーナーに相談してみよう。
絵心は俺にフィールドを1つくれた。なんでも揃っていて実にありがたい。なんだかんだ友人であるからなのか甘い気がしたが、本人は気づいているのだろうか。
早速壁にある大きなスクリーンに端末から映像を映す。勿論ストライカー達の試合だ。
リフティングでもしながら見ようと角からボールを持ってきて、ポン ポン とリズムよく足を動かし始めると同時に映像をスタートさせた。
やっぱり最初はこうなるものなのか、どのフィールドでもお団子サッカーが繰り広げられている。というかサッカーとすら言えない玉遊び。
前半は特に面白味のある展開はなかった。
だが後半から、事前に目をつけていたストライカー達がフィールドを支配し始めた。
この時点で 脇役に成り下がった人間はもう無理だな、と頭の中で ×を沢山描いた。
サンタからのプレゼントを何歳まで貰っていたか>10歳
プレゼントになにを要求したか>もしもボックス
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ミヒャエル - これ、続きって出ないんですか?この作品が好きでなんでも読んでしまうので早く見てみたいです! (5月12日 9時) (レス) id: 75c64eb483 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!ビーコンレタスもイケマス()ブルロのキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (2023年4月29日 18時) (レス) @page2 id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
花紅柳緑(プロフ) - 天使。さん» ありがとうございます〜!!とっても嬉しいです!! (2023年3月3日 22時) (レス) id: 53a75dcec8 (このIDを非表示/違反報告)
天使。 - 最高に面白い作品です!!見ててニヤニヤが止まりません!!すごい好きです!! (2023年3月3日 21時) (レス) @page25 id: 68ee57cead (このIDを非表示/違反報告)
花紅柳緑(プロフ) - レモネードさん» そんなに前から読んでいただけて幸せです😢💓とても素敵なお言葉に感激してしまいました、時間のある限りは沢山の作品を書いていこうと思っているのでこれからもよろしくお願いします (2023年2月4日 22時) (レス) id: 53a75dcec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花紅柳緑 | 作成日時:2022年12月3日 17時