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初恋 ページ30

俺の初恋は、Aなんだ。
そんで、今もずっと初恋してるよ、」







そこまで言い終えたみずっくんの顔は
私が出会った時の、あの頃の可愛らしい笑顔だった。










『みずっくん、私の初恋もみずっくんだよ。
みずっくんがあの日食堂で救ってくれたんだ。
みずっくんが話しかけてくれてなかったら、
今頃私、多分、全然違う人生になってて、
今もここにいないと思うし、笑








みずっくん、好きだよ。
あの日からずっと、大好きだよ。』











「A、じゃあ今日から俺たち付き合うってことで
これからもよろしくお願いします!」









『いや、みずっくんの告白軽!!!』






「はぁ?不満かよ笑
うるせーな。笑」






そう言ってみずっくんは私の手を引いた。









みずっくんの腕の中は暖かくて、
優しくて、果実みたいな甘い香りがした。









「俺も、ずっと前から、Aのこと好きだったよ。



A、愛してます。」









あれれ?みずっくん、耳が赤くないかい?笑








『うん、笑
みずっくん、ありがとう笑
顔、赤いよ、』





「うるせーよ!!!!!
Aだって赤いじゃん!!!笑」










こうして、私たちの初恋は実りました。

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作者名:まる | 作成日時:2022年2月15日 21時

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