素直な彼女と嘘つき彼氏2

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ーー数週間後ーー







(人2)は部活を引退し二人で過ごせる時間が前より増えた









ホームルームを終えて(人2)が私の席にくる








(人2)「かえんぞー」






A「あ、うん！」









すると、









先生「あ、(人1)！お前この提出物今日までだからな？」



逃がさんとばかりに話に割って入ってきた先生




A「…え！？今日までですか！？」









先生「そーだぞ、やっぱり忘れてたか。この前配ったプリント全部埋めて今日までに提出って言っただろ？」








すっかり忘れてた。







仕方ない、放課後残って提出するしかないか…。










A「ごめん！先に帰ってていいよ、私このプリント提出してから帰るから」











(人2)「ふーん、まあ良いけど…」








そう言うと(人2)は鞄を背負い教室から出て行った









はぁー、よりにもよって今日までって…









誰もいなくなった教室で一人教科書を開きプリントの問題を解き始めた









〜30分後〜









ふー、終わった〜。







30分で終わるなら(人2)に待ってもらえたかも。









少し後悔しながらプリントを提出しに行き玄関へ向かった









今日は一人で帰るのか。









階段を降り下駄箱に向かい廊下を歩いていると




ドンッ！





後ろから走ってきた誰かにぶつかられた




ぶつかってきた相手を見ると女子生徒だった





上履きを見るとどうやら年下みたいだけど、見るからに派手系な子





「ッチ」


舌打ちをされガンを飛ばした後

少し先にいた友達らしき人達の元へ走って行ってしまった





ガン飛ばしたいのはコッチなんですけど…。




一瞬の事過ぎて唖然としてしまった私



イラつくわーー。




下駄箱に向かうと

女子3人組が廊下でキャーキャーと話しながら玄関の方を見ている



その中にはさっきのぶつかってきた子もいた





後ろから近づく私の姿になど気付かず、3人組はキャッキャッと下駄箱の方に近づき

「あ、あの！！」



誰かに話しかけた



誰か玄関にいるんだ。



そんな事を考えながら近づいて行く






「良かったら、この後私達と一緒に遊びませんか〜？」







『…彼女いるから無理」







素っ気なく返す男の人の声。






………ん？この声って。





「でも今日は一人なんですよね？ぶっちゃけバレなきゃ良くないですか？」



ぐいぐい攻める女子3人組

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