素直な彼女と嘘つき彼氏2

71 ページ22

その言葉の意味を考えると、私の顔はカッと赤くなるのが分かった





A「馬鹿じゃないのッ！？」







(人2)の顔を見てそう言うと、(人2)は顔色１つ変えずに





(人2)「へぇ〜、そんなイヤらしい想像したの？」




また意地悪な笑みを浮かべて顔を覗き込んでくる






ダメだ、今日の(人2)には叶う気がしない…



いや今日も、か…




A「そ、想像なんてッ」





してない！って言おうとした時


一瞬私の視界から(人2)が消えた




(人2)は少ししゃがみこんだかと思うと

私の体に腕を回し軽々しくお姫様抱っこ。




A「は、はぁ！？！？意味わかんない！下ろしてよ！！」


ジタバタする私を無視して、すぐそこにあった教室に入った


ここの教室は使われていない倉庫のような部屋になっている。





私は机に腰掛けさせられて、





(人2)「いいよ、続きシちゃおうか。学校で」









そう言うと片手でネクタイを緩めた









A「ちょっと待って、っん！？」





私の言葉を遮るように顔が近づいてきて少し強引なキス




それもまたどんどん激しさと甘さが増さっていく







(人2)の手が私の内ももをイヤらしくなぞる


その感覚が変にくすぐったくてキスをしながら私の脳内はまたふわふわした甘い感覚になっていく





誰もいない教室に私たちのリップ音だけが響く


ダメだ…抵抗しないといけないのに





キスに夢中になってる自分がいる








内ももををなぞっていた手がスーっとスカートの中に入ってきてさっきよりも際どい所を優しく触る





ねえ…待って…





本当に最後までシちゃうの…？






混乱している頭と体を何とか動かし



最後の抵抗





A「…っ(人2)…」






涙目のまま訴えると、





(人2)の手が止まった。









(人2)「ごめん、可愛かったから意地悪したくなった」




そう言いと最後に触れるだけのキスをして私の体を解放してくれた









今まで体験した事のないような身体の火照りと脈の速さを落ち着かせるように私は深く息を吸った









A「はぁ……お腹減った」





少し平常心に戻りそんなことを呟いた







(人2)「じゃ、行きますか」




そう言うと、私の目の前に手を差し出した








A「うん！」







私は(人2)の手を取り賑やかな声のする方へ足を進めた。

ーーーー次の日ーーーー






あれから(人2)と校内を回って少しお店に戻って四時頃には閉園。

72→←70

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す