素直な彼女と嘘つき彼氏2

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そして二日目の今日、時間は昼頃になっていた。





今日も相変わらず大盛況だな。



なんか校内歩いたらあちらこちらで声掛けられて全然(人2)と学祭満喫できてない気がする。





(人4)「Aってさ、その衣装で(人2)君と写真とか撮るの？」



A「え？写真？」




(人4)「そー、結構みんな学祭の衣装着て写真撮ってインスタとかにあげてんじゃん？」





A「確かに…けど(人2)とあんまり写真とか撮ったことないんだよね〜」





(人4)「えー、そうなの？」



A「うーん、やっぱり幼なじみの期間が長かったからかな」





この衣装を着るのも最初で最後だし


それ以上に(人2)の執事姿…絶対写真撮りたい！！





あのカッコいい姿を残しておきたい！！



私は携帯を取り出し教室内を見廻し(人2)を探す




よし、このぐらいの距離なら撮れる…




(人4)「はぁぁ？盗撮する気！？(笑)彼氏なんだから一緒に撮ってもらえばいいじゃん！」






A「えーー、だって素直に撮らせてくれなさそう…」




(人4)「撮らせてくれるでしょ〜、あとで言ってみたら？」






A「うん。」






とは言ったものの、いつ誘おうかな〜。



写真すら撮ってなかったのか私。



タイミングを伺いつつも、(人2)も友達と遊んできたりしてあっという間に閉園の時間になってしまった



お客が全員帰ったあと外が暗くなった頃に毎年グラウンドで花火が上げられる





グラウンドに出て見る人や教室から見る人、廊下で見る人色々いるため校内は至るところに生徒がいる状態だ




「(人2)さん、花火どこでみるんですか〜？」



　

廊下にでると下級生の子達に話しかけられていた






外は暗くなっているのに、こんな時間でもまだ騒がしい廊下が新鮮だ。







一緒に見たくて聞いてるんだろうな、あの子達…




こんだけ人が多いとゆっくり二人で見れないかな。


現に今も女の子に絡まれてるし…。





(人2)「え、どこでって…」






少し言葉を詰まらせている所で私と目があった







(人2)「どこで見たい？花火」


優しく私に聞いてきた(人2)。





A「えっ、私？」



(人2)「お前以外に誰と見んだよ」



A「あっ、うん！」



さらっとキュンとする事を言ってくる。




その台詞を聴くと女子達は何処かへ行ってしまった




A「あの子達、(人2)と一緒に花火見たくて話しかけてきたんだよね」




(人2)「まあ…。けど俺はお前と二人で見たい」

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