素直な彼女と嘘つき彼氏

39〜黒い影〜 ページ40

あの日から数日が経ったある日









♪♪キンコンカンコーン♪♪






鐘が鳴り今日の授業終了と同時に携帯を見る


彼女と言う立場になってから毎日連絡を取り合っている。





テストも無事終わって(人2)は部活で忙しいし会えない日もあるけど、それでも毎日連絡取れることが当たり前になってて









はぁ、こんなに幸せでいいものか。









(人4)「なーに、にやけてんのよ」





携帯で(人2)に返事を送っているところを(人4)に見られていた





A「にやけてないもーん」





そんな話をしていると、





「えーーー、なんで？」




「いいじゃん、私達と遊ぼうよ！」



廊下の方に違うクラスの女子数人の話し声が聞こえる



何人か集まってる…



その声のする方を見ると(人2)がいた


私と目が合うと、教室の方に入ってきた




(人2)「お、いたいた。かえんぞ」







A「え、部活は！？」






距離が離れているため少し大きな声で返事をする







(人2)「今日、休みになった。」





A「そうなんだ」






(人2)「早くかえるぞ」







A「あ、うん。」





私は鞄を持ってクラスをでた



その時



A「わっ！！」









何かに引っかかり転びそうになった



その瞬間、廊下にいる集団の子と目が合い睨まれる




(人2)に支えられて転ばなかったけど…




(人2)「大丈夫かよ」






A「うん、何かにつまずいたみたい…」



(人2)「本当おまえドジ」



そんな事言って笑ってるけど、







いま明らかに、足ひっかけられたよね





わざと…？









振り返り、私に足をかけた人物を確認すると


可愛い顔をした隣のクラスの子だった





あの子って…前から(人2)にまとわりついてたカナって子？









嫌な予感がした。

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