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A「なんなの、いきなり」
(人2)「何って、お前に勉強教えてもらうって言ってただろ?」
A「そーだけど、タイミングってもんがあるでしょ?」
(人2)「俺は今なら勉強できる気がした。だからお前を迎えに行った。絶好のタイミングじゃん」
A「…あほなの」
シンプルに思った事を言ってしまった。
A「お邪魔します。」
今日も家族は居ないみたい。
(人2)「てきとーに座って」
(人2)はキッチンで二人分グラスにお茶を入れてくれてる。
いつも、(人2)の家に来た時はこのソファにまず座るんだけど…
ここに座ったら、きっと隣に(人2)は来るんだろうな。
いつも隣に座るぐらいなんとも思ってなかったけど、今日はあまりくっつきたくない…
私はあえてソファには座らずテーブルを挟んで向かえ側に座った。
(人2)「お前、なんでそんなとこ座ってんだよ」
グラスを持ってきた(人2)が私の行動を怪しむ
A「別にいいでしょ、さっきてきとーに座れって言ったじゃん」
いちいち可愛くない事を言ってしまう自分。
(人2)「隣座れよ。……もういきなりあんな事しねえから」
え、、、
(人2)「悪かった、だからもう俺の事避けんなよ」
……?
A「私、(人2)の事避けてないよ?てゆーかそっちこそ、ここ2日全然会う事なくて…」
(人2)「それ、こっちのセリフだ。だから今日こうでもしないともう会えないと思って…」
A「え、てことはここ2日会えなかったのはたまたまタイミングが合わなかったから?」
たしかに家は近くてもクラス違うし、
会えればラッキーぐらいだったけど…
(人2)「考えすぎてたってわけか」
A「そう、だったんだ…」
とりあえず、避けられてなかった事を知って少しスッキリした。
(人2)が自分の隣の席をポンポンと叩くから、
私は指示通り(人2)の隣に座った。
沈黙が続く。
勉強しにきたけど、お互いに教科書には手が進まない
(人2)は何かを考えているのかな…
(人2)「あのさ」
A「…うん」
先に口を開いたのは(人2)だった
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和香(わか)(プロフ) - 完結おめでとうございます! めっちゃキュンキュンしました! これからも頑張って下さい! (2018年6月29日 20時) (レス) id: 4490fd84e4 (このIDを非表示/違反報告)
君色世界(プロフ) - 完結おめでとうございます!胸キュンしました!ちょっとさみしいですが、次の作品も楽しみに待ってます!ゆたきゃんさんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2018年6月28日 22時) (レス) id: 587cb3a086 (このIDを非表示/違反報告)
ふわめる(プロフ) - 完結おめでとうございます=(^.^)= これからも頑張ってください! (2018年6月28日 20時) (レス) id: 29beb911d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆたきゃん(プロフ) - 作者です〜、コメントしてくれた方々ありがとうございます! (2018年6月28日 19時) (レス) id: 953d877d86 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - 実は、この小説は、昨日、偶々見かけまして、昨日〜今日に掛け2日で一気に読んじゃいました。わたしは、もう成人している大人ですが、学生の頃を思い出しました。ソラもイイ奴で安心しました。d(`・∀・)b (2018年6月28日 19時) (レス) id: de030a35b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆたきゃん | 作成日時:2014年12月11日 19時