素直な彼女と嘘つき彼氏

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一週間後。



私は彼の世話を今まで通りして無事怪我も治り

(人2)の部活生活も戻ってきた。





帰り道、たった四週間だったけど毎日一緒に帰ってたのに。




今ごろ(人2)は部活か…



少し寂しい気もしたり。







それから数日、学校で(人2)を見ても話すことはなかった。




寂しいけど少し前に戻っただけ。

怪我をしてお世話をする事になってから、距離が近過ぎたから。








廊下で少し前を歩く(人2)


私には気付いてないみたい。


最近連絡もくれないし、朝練で登校中会うことも無いし放課後はびっちり練習からの居残り練習で。







大会近いってクラスメイトのサッカー部も言ってたし、忙しいんだなぁ。









ちょっと声でもかけてみようかな。







A「…っっ！？」



(？？？)「(人2)ーーっっ！」


私が声を出そうとした時違う方向から来た女の子が(人2)の右腕にまとわりついた。




(人2)「お、カナどうした？」



カナ「別に用事はないけどぉ、(人2)が見えたから飛んで来ちゃった」



き、きつい。この状況を目の当たりにするのわ…


この子も(人2)の事好きだったのか…


とにかく、私に止める権利なんてないし。




(人2)にバレないように帰ろう…







はぁ、結局止める事もできずただただバレないように静かに帰って来ちゃった。






もう慣れっこだよ、いろんな女の子が(人2)に絡んでるの見るの。









こーゆうことがあるたびに、私に手の届かない。

近くて遠いい存在だって実感する。

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