素直な彼女と嘘つき彼氏

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この寝顔も小さい頃から見てきたはずなのに、
なんでこんなにかっこいいわけ。


って、だめだめだめ！！！
昨日の決心はどこに行ったのよ自分。




こうやって寝顔見れて浮かれてはまた落とされる。


寝顔だって幼馴染だから見れてる事であって、それ以上は何もない…。


当たり前の事なのに自分が幼馴染であって(人2)からすれば恋愛対象外である事を再確認して1人で悲しくなる。





はぁ…なんで幼馴染がこんなかっこいい奴に成長しちゃってんのよ。




(人2)の寝顔を見ながらベットに腰掛けてそんな事を考えていると、


(人2)「お前なにしてんの」



あら。。。




A「お、おはよーー！起こそうとして、今来たところなの！！！」

とんでもない嘘をとっさについてしまった。



何分も前から寝顔見とれてました、なんてぜっっったいに言えない！！！


(人2)「嘘つけ、お前もっと前から来てただろ。ばればれだっつーの。」


A「そ、そんな事ないよ。第一寝てた人がてきとーな事言わないでよね〜〜」



(人2)「あいにく俺はお前がこの部屋に来る前から起きてた」


どうだ、と言わんばかりの顔で私を見てくる


(人2)「んで、俺の寝顔に見とれちゃってたわけ？それとも寝起きを襲うつもりだったの？」



余裕の笑みを浮かべて私をからかってくる。



A「な、なわけないでしょ！！」


(人2)は上半身だけ起こすといきなり顔が近くなった



(人2)「それとも、寝起きを襲われにきたの？」



唇が触れそうな距離でいきなりそんな事を言われて



身体中の体温が上がるのが分かった




こいつは自分の扱い方を一番良くわかってる。




こうやって何人もの女の子と付き合ってきたの？





身体の火照りと同時に切なさが溢れ出てきた。

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