素直な彼女と嘘つき彼氏

1〜気付いた時〜 ページ2

高校一年生の春、幼馴染に恋をした。







ずっと一緒にいたのになんで今更…

好きだと気付いた時、私はそんな風にも思った


実際、私の幼馴染はモテる。好きになった時も彼女がいたし。今はいるのか居ないのか…



幼馴染として隣に入れる今を大切に大切にしていると気づけば高校二年生になっていた。








A「(人2)！」



廊下で見かけたあいつの後ろ姿、
駆け寄りながら名前を呼ぶ


(人2)「なんだよ」


めんどくさそうに振り向いた
私に向けられる視線。
背の高さに目線を上げて話す




A「おはよ！」

話すことなんて無いけど話かけてしまう

声が聞けるだけで嬉しくなる。
聞きなれた声なのに




(人2)「あぁ、おはよ」



これだけで今日も1日頑張れる気がする。

私、相当なバカかな。笑






(人2)は私に対してそっけない。
他の女子には優しいくせに。




中学まではこんなんじゃなかったのにな。






好きになった理由は沢山ある。

気付けば隣にいてくれて、落ち込んだ時には励ましてくれて。
たしかに顔もかっこいいけど、それ以上にいつもそっけないくせに時々見せる小さい頃から変わってない優しさに惚れた。




周りの目もあるからなのか学校では特にそっけない。



まあ、仕方ないのかな。

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