ki side ページ18
次の日朝早く起きた俺は寝てる皆を置いて家を出た．
まず向かったのは太輔の家．
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…
いないのかな．もしかして俺だからかな．
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…
｢何回押してんだよ．いたずらかよ．鍵あるだろ．｣
｢えっ…とごめん？｣
｢え、きたやま？｣
｢あ、うん．｣
｢いまっあけるっ！｣
｢ありがと…｣
ｶﾞﾁｬｯ
｢ど、どうぞ…｣
｢ありがとう｣
｢えっと、なに、のむ？｣
｢いいよ、すぐすむからここ来て？｣
｢え、うん．｣
｢あの、さ…彼女さんの事なんだけど…｣
｢あぁ．｣
｢俺のせいでそうなってんなら別れていいよ？｣
｢は？｣
｢昨日宮田が言ってた．俺なんかと付き合ったせいでおどされてるんだろ？｣
｢なにいってんの．俺はあいつが好きだから｣
嘘つき．
何年太輔見てきたと思ってんのかなぁ．
嘘ついた時の癖なんてすぐ分かるよ．
｢嘘つき．｣
｢は？｣
｢嘘ついた時いつも鼻触るもんね．｣
｢そっ！それは…！｣
｢本当に俺のせいなら藤ヶ谷は苦しまなくていいんだよ？好きじゃないやつのために自分を犠牲にしたらもったいないよ．早く別れてね？好きなら付き合ってるべきだけど…俺なら潰されても傷つけられても大丈夫だからさ？｣
｢でも！｣
｢まぁどっちみち藤ヶ谷が別れてっていう前に俺がアクション起こすだろうけどね？だから別れてって言っちゃいなよ．俺潰されること確定だからね〜ふふっ｣
｢何笑ってんだよ！潰されたら終わりだろ！｣
｢いいのいいの．好きな人守れて散れたらかっこいいでしょ？ふふっあ、｣
好きって言ってしまった…
違う違う．これくらいならどうにかごまかせる．
｢俺もだよ．｣
｢へっ？｣
｢宏光…俺もだよ｣
｢いいよ無理して言わなくてもふふっ｣
｢ちがうよ．ごめんねごめん．宏光を嫌いになったことなんて今まで一回もないよ？ずっとずっと好きなんだ．｣
｢うそ…｣
｢嘘じゃないよ．そんなことずっと隣にいたから分かるでしょ？｣
｢た��い��け��ぇ��〜！ｸﾞｽｯ｣
｢ははっ泣かないでよ〜超ぶっすいよ(笑)｣
｢うぅぅ〜｣
｢ねぇ宏光？俺、もう絶対手放さないからだから俺の隣に戻ってきてくれませんか？｣
｢っ！はいっ…////｣
｢ひろ〜！｣
ｷﾞｭｯ…
久しぶりに包まれた太輔の香りに今まで抑えてた想いが爆発して涙がしばらく止まらなかった．
太輔はごめんねといいながらずっと抱きしめてくれた．
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な太郎(プロフ) - 気になってずっと、読ませていただいてます。この先、どーなるのか、とっても気になります。応援してます！！ (2017年7月24日 15時) (
レス) id: 85cf1fdb07 (このIDを非表示/違反報告)
名無し34464号(プロフ) - FKLoveさん» わざわざコメントありがとうございます！最後まで読んでくれたら嬉しいです！結末楽しみにしててください！ (2017年7月19日 17時) (レス) id: 9d499e72fa (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 初めまして、とても切ないですね。続きとても気になります。藤ケ谷さんと北山さんよりを戻して欲しいです。お互いが思い合っているのですから！ (2017年7月19日 13時) (レス) id: 8af8e6d93b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北山チビ太 | 作成日時：2017年7月17日 17時
