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大我「あ、ちょっと待って、……《ねえ、ちょっときて欲しいんだけど》」
大我は突然全く見知らぬ男性の声になった。すると樹を監視していた人は返事をしながら部屋を出て行った。
彼には、あらゆる音を出す能力があり、それを使って看守を外に出したのだった。
樹「相変わらずきょもの能力すげーよ」
大我「こんなの化け物みたいなもんだよ。……それで?」
大我も元の声に戻り、樹に合わせて声を小さくする。
樹「まあ俺さ、たまに同じように入所してる人たちと交流することがあるんだけど、どう聞いても冤罪な子もいるんだよな、それもまだ学生。俺たちよりも一回りしたの子とかやべーだろ」
大我「ほら、冤罪の子を閉じ込めてるのおかしいだろ?……もう脱獄してもいいと思う」
樹「おまえ結構物騒なこと言うんだな」
大我「そこまでして出て欲しいの」
樹「はいはい頑張るからww」
大我「もう……あ、あとは、北斗って人聞いたことある?」
大我が北斗の名前を出した途端、樹の表情が見たことないものになった。
樹「きょも北斗のこと知ってるの!?
大我「いや、そういえば樹から名前聞いたことあったなーって」
樹「まじか!松村北斗!俺2人仲良くなれると思うんだよ!」
大我「そうだといいけど。あ、もう時間かな。それじゃあ」
大我はCaeruleumを出た後、振り返って悲しげに施設を見つめていた。
大我「北斗さんは、樹の大事な人なんだ……」
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雪樹(プロフ) - ありがとうございます。安心しました。私はTwitterをやっていないのでマイマイさんを読めなくなってしまっていたので急にパスワードをかけていない作品でびっくりしてしまいました。合作楽しみにしています。頑張ってください。 (2021年9月23日 12時) (レス) id: f2d92e34f0 (このIDを非表示/違反報告)
氺(プロフ) - 雪樹さん» コメントありがとうございます。パスワードは今だけかけないでいます、もう少し時期が経てばパスワードをかける予定です。合作に関しては作者さん方の予定が少し合わないので更新止まっていますが、必ず完結させますのでもうしばらく待っていただければと思います。 (2021年9月23日 12時) (レス) id: c4e6a6c6b7 (このIDを非表示/違反報告)
雪樹(プロフ) - パスワードはかけなくていいんですか?それと合作はまた書き始めてくれますか。質問ばかりですみません。 (2021年9月23日 10時) (レス) id: f2d92e34f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氺 | 作成日時:2021年9月23日 8時