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大我は樹のことを聞いて以来、店に北斗と優吾が来るたびにさりげなく話を盗み聞きするようになっていた。
とは言ってもよくカフェにやってくるのは優吾だったため、もっぱら優吾の話を聞いていることが多かった。
大我「あ、来た」
同僚たちは大我のただならぬ様子を見て優吾が訪れた時には大我に仕事を回さないようにしていた。
優吾と慎太郎……大我も慎太郎のことは知っていて顔馴染みだった……の会話を今日は聞いている。
慎太郎「眞呂眇頼できそうだから教えてあげる。北斗のこと、守って欲しいんだ」
優吾「え?」
慎太郎「俺がヴェルデ教の信者ってわかってて接触したんでしょ?」
優吾「……」
慎太郎「どの伝手かは教えることできないんだけど、黒の人が白に殺されるってお告げを聞いてさ」
優吾「は…?」
慎太郎「この一帯で黒といえば、殺し屋組織のNoirくらいだろ?白はまあなんなのか俺にはさっぱりだけどさ」
優吾「ほう……でもそれって本当になるかどうかわかんないだろ?」
慎太郎「まあね。でも何もしなかったらそのお告げは必ず当たるから、俺は止めるつもり」
優吾「そう、なんだ。俺も一応伝手はあるから北斗を守るよう頼んでみるよ」
慎太郎「ありがとう」
優吾が店を出ると、慎太郎はゆっくりと振り返った。
慎太郎「きょも聞いてたんでしょ」
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雪樹(プロフ) - ありがとうございます。安心しました。私はTwitterをやっていないのでマイマイさんを読めなくなってしまっていたので急にパスワードをかけていない作品でびっくりしてしまいました。合作楽しみにしています。頑張ってください。 (2021年9月23日 12時) (レス) id: f2d92e34f0 (このIDを非表示/違反報告)
氺(プロフ) - 雪樹さん» コメントありがとうございます。パスワードは今だけかけないでいます、もう少し時期が経てばパスワードをかける予定です。合作に関しては作者さん方の予定が少し合わないので更新止まっていますが、必ず完結させますのでもうしばらく待っていただければと思います。 (2021年9月23日 12時) (レス) id: c4e6a6c6b7 (このIDを非表示/違反報告)
雪樹(プロフ) - パスワードはかけなくていいんですか?それと合作はまた書き始めてくれますか。質問ばかりですみません。 (2021年9月23日 10時) (レス) id: f2d92e34f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氺 | 作成日時:2021年9月23日 8時