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By oneself.
自分でも...
ーーー
ーー
ー
なんとなくついて行ったチビの仕事
ほんとになんとなくだ
あのまま探偵事務所に居ても良かったんだがとくに面白そうな物もないし暇そうだったから出てきた
別に依頼の猫が可愛いかったとかからは一切ない。ほんとに。まじで。
チビは一生懸命街中を歩き回り猫を探していた
てゆーかコイツはどうやら猫...いや、動物には好かれないらしく散歩中の犬とかにも吠えられまくってた
その度に
「うわぁあ！！？ごめんね！？ごめんなさいぃい！！！！」
と土下座にも及ぶ行き良いで動物に謝ってた
その後には大概私に
「あのチワワすんごい可愛いかったですねぇ！！ね！？」
と、吠えられた直後に私に向かって満面の笑みで言ってくるのだ
なんなんだ
、いい加減私は歩き疲れたのでチビに一言いってから公園のベンチに座った
「はぁーーー」
ベンチで盛大なため息をつく私
「、私になんでここにいんだよ」
ボソッと呟いた一言
まぁ、こんなことになったのは自分が仕事しくじったのがいけねぇんだけど...
あの依頼を寄越した依頼人にもなにも連絡してねぇし連絡もきてねぇ
ま、しくじって死んだとか思われてんだろーな
そっちのが楽だしそれでいーや
正直言ってあの依頼は受けたくなかった
けど報酬も良かったし前金も良かったから受けてしまった
別に金に困ってた訳じゃない
ある程度の生活ができるような金は充分ある
依頼が成功して貰った金はアレに使ってるし...
、ｺﾂﾝ
「あ？」
足元にはピンクのボールが転がっていた
私はそれを取り周りを見回す
すると少し離れたところにこっちをみて固まっている子供達がいた
、アイツらか
私はソイツらに近寄っていくがそれより先にちっちぇ女のガキが私に寄ってきた
遠目でみてるガチ共もよりも小さいガキ
「お姉ちゃん！それ！わたしのだからかえして！」
純粋な笑顔でいう女の子
「...」
「わぁ！ごめんなさいお姉さん！この子まだちっちゃいからなにも分かってなくて！！殴らないで！！！」
私が固まって女の子を見ている間に別の男の子がきて私にそう言った
ーーー
「ジキル！お前は逃げろ！！」
ーーー
「そ、それじゃあ失礼します！」
男の子が去ろうとする
「あ、おい！」
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作者名：紫無み x他2人 | 作成日時：2017年6月5日 12時
