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zm side
｢....？｣
この戦争も、もう終盤。
味方の軍勢が前線を押していき、陥落しかけた城を目前に感じた、ほんの少しの違和感。
振り返って部下を見ても、何も変わらない。
ショッピくんやひとらん、シッマにシャオロンも変わらず前を向いて武器を振っている。なのになんだ。この心の隅に居座る気持ちの悪い違和感は。
｢っと、危ないやないか｣
余所見厳禁。そう自分に言い聞かせてナイフを構えるも、拭えない不気味な殺気にも似た何か。意識がチラついて、ノイズに耳が侵される感覚。
｢チッ.......なんやねんほんと｣
苛立ちが募り始めた戦局終盤、ふと目の端に写った彼女の姿。返り血のない衣服と疲れの感じさせない佇まいに安心感を覚えて駆け寄ろうと、足を踏み出したとき。
｢...A？｣
『.....』
くるりと、ゆっくり振り返ったその顔は、今まで見たことの無い雰囲気を纏っていた。
──まるで、血に飢えた人喰い狼のような。
『.....ｩ"ｳﾞ、ｯｱ』
｢っ、A｣
異変に気付いたシッマ達が駆けてくる。直感で感じた危機感を彼らに伝えようと、振り返った刹那。
『──ｧｧ"ｱ"ｯｯ!!!』
shp｢っ！！？？｣
人間では有り得ない跳躍力で俺を飛び越え、ショッピくんへと襲いかかったA。反応が遅れた彼らを喰らわんとする姿は、どう見ても
｢──ショッピくん！！！｣
──ガキンッ！！
kn｢ぐｯ...............｣
shp｢ぁ.....コネ、シマ...さん？｣
sha｢シッマ無理すんな！一旦引け！！｣
いち早く反応したシッマがショッピくんを庇いナイフで応戦するも、勢いで押されたのか赤い血がぱたぱたと落ちる。それを見たシャオロンがシャベルを持って援護に入るが、尋常ではない馬鹿力で数メートル吹っ飛ばされた。
｢シャオロンッ！！｣
ht｢ゾム危ない！｣
｢へっ？｣
いつの間にか目の前に迫っていた銀色を、ひとらんの刀が弾き飛ばす。ナイフを投げた得体の知れない
｢...Aちゃう。あんなん、Aちゃうって｣
ぎゅ、と握ったナイフ。情けなく震える足を動かして、生気のないAを睨む。
｢...ひとらん、シッマ｣
ht｢うん｣
kn｢わかっとる｣
shp｢...み、皆さん｣
｢ショッピくんは無理すんな｣
3人同時に地を蹴る。狙いを定めた狼は、迎え撃つように目を細めた。
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(｡･ω･｡) - 子れは神ですか？神ですね（自己解決）ありがとうごさいますm(_ _)m (2021年12月29日 10時) (
レス) @page38 id: 564be5b250 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - うおうおうおうおうおうおう……ッッッ(混乱)なんだこれなんだこれ…！ずっと更新待ち望んで見るぞーって思ったらめっちゃ一気に話出てるし尊いしgr氏の獣みすきだし、夢主おめでとうだし……ッッ！！ここが天国ですね(昇天) (2021年1月4日 1時) (レス) id: c248a8f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Toki(プロフ) - おぼろどうふさん» ありがとうございますっっ！ (2020年11月23日 0時) (レス) id: 077d8e943d (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - おかえりなさぁぁい！！待ってました！ (2020年11月21日 19時) (レス) id: c248a8f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - Tokiさん» 困惑と思惑4、の最後の言葉、すごい鳥肌が立ちました。いい意味です！もう、最高ですか… (2020年9月30日 20時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Toki | 作成日時：2020年7月24日 21時
