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zm side
｢...行くで｣
ナイフを構え、先に突っ込んで行ったコネシマの部隊を追う。早足で辿り着いた城の足元で短期戦を挑む。
──城を攻め落とし、敵将の首を狩る。
"味方最大の脅威"として名を馳せる俺は、この程度では負けない。
俺が唯一勝てない相手は、たった1人だけ。
｢.....敵なら殺す｣
決意を胸に、一方的な殺戮にも近い戦法を取り続けること半日。退却命令が出て一時下がった俺たちの元に届いたのは。
｢.....シャオロンと、ひとらんが？｣
shp｢はい、先程コネシマさんの部隊に助太刀として合流したそうです｣
｢そか。.......そう、か｣
カラン、とナイフが落ちる。
安心感から力が抜けて、足元に転がった血塗れの刃物。鈍く光るそれを拾おうと、屈みこんだその時。
｢なんやゾムさん。元気ないんとちゃいます？｣
ばっと顔を上げれば、ムカつく煽り顔のポメラニアン。その隣にいるコネシマとひとらんも、随分と間抜けな面を晒している。多分、俺も。
｢っは、そんな訳ないやろシャオロン！お前なんかおらんくともこの戦争くらい余裕ですわ！！｣
sha｢その割には随分押されてたって聞きましたよぉー？やっぱ俺が居らんとダメみたいやな！！｣
つかの間のじゃれ合い。戦時だと分かっていても、仲間の肩を思いっきり叩けるのは嬉しかった。
sha｢...ま、冗談は置いといて。俺とひとらんがこうやって戻ってこれたのもAのお陰や。安心してええで｣
kn｢シャオロンが戻ってきたから前線も多少は楽に押せるけど...ひとらんはどうする？グルッペンんとこ戻るか？｣
部下がいれてくれた水を飲みつつひとらんを見ると、意外にも横に振られた首。
ht｢いや、俺も前線にいるよ。人数は多い方がいいでしょ｣
｢それはありがたいけど...オスマンたちは大丈夫なん？｣
ht｢さっき連絡したけど大丈夫だって。むしろ暴れ回ってこいだってさ｣
苦笑とともに水を飲み干したひとらんは、真っ黒の瞳を爛々と光らせる。腰に添えられた手が鯉口を切り、何時でも行けることを示すと、他の皆も自信ありげに頷いた。
ht｢...Aがさ、｣
kn｢ん？｣
ht｢もし赦されるなら、俺らに"ただいま"って言いたいって｣
ひとらんが目を向けた先は、古城の奥。そこにいるであろう人物を見据えて言葉を紡ぐ。
ht｢ちゃんと、おかえりって言ってあげようね｣
shp｢そりゃ、勿論｣
sha｢当たり前だよなぁ？｣
｢...あぁ、せやな｣
──ちゃんと、待ってるからな
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(｡･ω･｡) - 子れは神ですか？神ですね（自己解決）ありがとうごさいますm(_ _)m (2021年12月29日 10時) (
レス) @page38 id: 564be5b250 (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - うおうおうおうおうおうおう……ッッッ(混乱)なんだこれなんだこれ…！ずっと更新待ち望んで見るぞーって思ったらめっちゃ一気に話出てるし尊いしgr氏の獣みすきだし、夢主おめでとうだし……ッッ！！ここが天国ですね(昇天) (2021年1月4日 1時) (レス) id: c248a8f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
Toki(プロフ) - おぼろどうふさん» ありがとうございますっっ！ (2020年11月23日 0時) (レス) id: 077d8e943d (このIDを非表示/違反報告)
おぼろどうふ(プロフ) - おかえりなさぁぁい！！待ってました！ (2020年11月21日 19時) (レス) id: c248a8f0c7 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - Tokiさん» 困惑と思惑4、の最後の言葉、すごい鳥肌が立ちました。いい意味です！もう、最高ですか… (2020年9月30日 20時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Toki | 作成日時：2020年7月24日 21時
